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9月の貿易収支は14億3500万ドルの黒字だった。 20カ月連続の黒字となったが、
前年同月(44億900万ドル)に比べて30億ドル近くも減った。 輸出環境は悪くないが、
輸入が次第に増え、今後の展望も明るくない。
1日の知識経済部によると、9月の輸出は471億1800万ドル、輸入は456億8300万
ドルと集計された。 目を引くのは輸入の増加。 前年同月比で7月は25%増、8月は28.9%増、
9月は30.5%増となった。 原油高が続く中、原油(56.7%増)・ガス(104%増)・
石炭(73.4%増)など原材料の輸入額が増えたのが最も大きな原因だ。
一方、輸出増加率は7月が21.7%、8月が25.9%、9月が19.6%だった。 特に
輸出を牽引してきた船舶(-32.7%)が振るわなかった。 船舶は受注分を2-3年後に
引き渡す際に輸出実績として反映される。 グローバル金融危機の影響で09年以降、受注が
大きく減ったが、その影響が時差を置いて表れている。 さらに欧州財政危機で現地資金事情が
悪化し、船舶の引き渡しを遅らせるケースも生じている。
半導体(-4.2%)、無線通信機器(-7.5%)も不振だ。 ただ、原油高に伴って石油
製品(56.8%)の輸出額が増え、自動車(40%)、鉄鋼(39.6%)などは善戦している。
知識経済部は「景気減速で輸出環境は悪化へ向かう半面、輸入増加傾向は続くと予想され、
貿易黒字の拡大は難しい見込み」と明らかにした。
2011年10月04日17時01分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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