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◆北朝鮮ミサイル防衛、20年まで丸腰状態 導入決定のPAC2は独製中古
盧大來(ノ・デレ)防衛事業庁長は最近、国会国防委員会国政監査で、
「今後10年間、北朝鮮の弾道ミサイルに実質的に無防備状態ではないのか」という
野党民主党の辛鶴用(シン・ハクヨン)議員の指摘に「そうだ」と認めた。
このため、対北朝鮮防空網がなぜこのような状態に至ったのか、批判が高まっている。
国防部は、防空網の拡充に向け、来年、航空機迎撃用として開発された
中距離地対空ミサイル(鉄鷹2)を弾道弾迎撃用に性能を改良する予算を編成し、
13年から高高度弾道弾迎撃用長距離ミサイル(L-SAM)を開発する計画だと
明らかにした。
しかし、多くの専門家は、このような事業が計画された予算で適時に終えることが
できるのか、確約できないと指摘する。
迎撃ミサイルのような精密誘導兵器を開発するには、短くて5年、
長くて10年かかることが多いためだ。
軍関係者は2日、「今の状態では、20年まで韓国の防空網は北朝鮮の弾道ミサイルの
脅威に露出されざるを得ない」とし、「15年末の戦時作戦統制権返還後も、相当期間、
自国の領空を守ることはできないあきれた状況が起こることになる」と強調した。
このような事態になったことについて、軍内外からは、10年近く遅々として進まない
次期誘導兵器(SAM-X)事業の歴史を見れば、十分に予想された状況だという指摘が
出ている。
実際、00年代初めから本格的に推進されたSAM-X事業は開始からふらついた。
国防部は03年、導入から40年が経過した古いナイキ・ミサイルに代わる
SAM-X事業を再推進することを決めた。
導入機種は、航空機だけでなく弾道ミサイル迎撃能力を備えた新型パトリオット
(PAC3)ミサイルが検討された。
しかし、一部の政治家と市民団体は、PAC3ミサイルを導入すれば、
米国のミサイル防衛(MD)体制に編入されるとして強く反発した。
国防部は「米国のMDと関係なく、いかなる形態であれ、
自主的なミサイル防衛能力を確保しなければならない」と説明したが、
MD参加の論議は消えていない。
予算問題も障害だ。
当時、PAC3の導入予算が2兆5000億ウォン以上で提示されると、
政界と軍の一部では、北朝鮮の空中脅威が直ちにない状況で、
「過度な戦力投資」という意見が出された。
その後、SAM-X事業は、別の兵器事業に押されて保留になり、軍当局は07年、
PAC3ミサイルの代わりに1兆ウォンを投じて中古のパトリオット(PAC2)ミサイルを
ドイツから導入することに決めた。
当時、軍と防衛事業庁は、「PAC2は、韓国が必要とする対空防衛能力の強化に
最も適切な最先端兵器だ」と明らかにした。
東亞日報 2011年10月03日 03:38
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