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◆韓国軍:6隻しかない駆逐艦、やりくりに苦心
~ユ・ヨンウォン軍事専門記者の深層リポート~
~国会国防委国政監査で提起された七つの課題~
今月19日に始まった国会の国政監査で、北朝鮮に対する軍事的備えをはじめ、
各種兵器の導入、兵役、軍の士気、福祉など、韓国軍に関する問題点が次々と
指摘され、議論が起こっている。
今回、国会国防委員会の国政監査で指摘された七つの課題と、これに対する
韓国軍の答弁、そしてその真相を探ってみた。
(1)韓国型駆逐艦、韓国国内での作戦に制限
質疑:海軍は現在まで、4500トン級の韓国型駆逐艦(KDX2)6隻を運用しているが、
このうち3隻は海外への派兵活動や移動、復帰後の修理などのため運用に制限があり、
韓国国内で運用が可能なのは3隻と報告していた。
ところが、軍が「国内での運用が可能」と説明した駆逐艦3隻のうち1隻は、
環太平洋訓練と巡洋訓練で1年間運用戦力から外され、もう1隻も防衛産業の
展示会や国際観艦式への参加などで事実上は戦力として運用できず、
実際に運用が可能なのは1隻にすぎない。(国民中心連合、沈大平〈シム・デピョン〉議員)
答弁:韓国軍当局は「3隻の韓国型駆逐艦が海外で作戦または訓練中なのは確かだが、
韓国国内で作戦が可能なのは整備中の1隻を除く2隻だ」と説明している。
真相:西海(黄海)北方限界線(NLL)および西北島しょ(ペンニョン島や延坪島など
西海沖のNLL近くにある島々)での北朝鮮の挑発などに効果的に備えるためには、
3隻以上の4500トン級の韓国型駆逐艦が韓国国内で作戦運用可能でなければならない。
2隻では足りないということだ。
4500トン級の韓国型駆逐艦より小さく、NLL作戦の主力となっている1200-1800トン級の
哨戒艦・護衛艦などは、北朝鮮の西海岸から発射される地対艦ミサイルを回避できるが、
要撃能力はないため、韓国型駆逐艦の役割は重要だ。
韓国軍消息筋は「韓国型駆逐艦は韓国国内や海外で交替で休みなく任務に就いており
将兵や艦艇の疲労はかなり累積している」と語る。
(2)米軍偵察機に対する北のGPS妨害
質疑:米軍偵察機が今年3月4日午後8時30分に離陸し、任務を遂行していたところ、
北朝鮮によるGPS(衛星利用測位システム)妨害によりGPS関連の装備に故障が発生、
午後9時14分ごろ、約40分で早々に帰還した。(民主党、安圭佰〈アン・ギュベク〉議員)
答弁:韓民求(ハン・ミング)合同参謀本部(合参)議長は「米軍のRC7B偵察機の障害は
搭載された軍用GPSの装置自体の欠陥が原因であって、北朝鮮のGPSかく乱攻撃に
よるものではない」と語り、北朝鮮のGPS妨害とは無関係だという立場を明らかにした。
また韓国軍当局は、韓国の軍用装備に対するGPS妨害の可能性についても、
主な装備は軍用GPSを使用しているため、影響を受けていないと語った。
真相:在韓米軍の偵察機が北朝鮮のGPS妨害が原因で不時着したのではという疑惑は
韓米両軍当局がいずれも公式に否定しており、確認は難しい。
しかし韓国軍の兵器、とりわけ韓国国内で開発された国産兵器類が、
北朝鮮のGPS妨害に弱いというのは否定できない事実だ。
韓国の国産兵器は、ほとんどがGPS妨害に弱い商用GPSを使っている。
このため、昨年8月と今年3月の2度にわたって北朝鮮がGPS妨害を行った際、
韓国軍の装備が受けた被害も、韓国軍の公式発表よりも大きい可能性が高い。
写真:4500トン級韓国型駆逐艦6隻の実態
URLリンク(file.chosunonline.com)
朝鮮日報 2011/09/27 12:42:31
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