11/09/21 12:55:48.33
河南テレビの李翔記者(30)が17日午前1時ごろ、洛陽市内の宿舎の玄関前で何者かに
めった刺しされ、ノートパソコンを奪われた。
その残忍な手口から、警察は一般の強盗とは違うと判断して捜査中だ。
この記者殺害事件は、最近河南テレビが報道した「下水油」(地溝油)とよばれる、
安全性に問題がある残飯などから抽出した食用油の実態取材と関係あるのではないか、
という噂もながれており、真相の解明が急がれている。
南方都市報などが取材したところ、犯行を目撃した夫婦ら3人は犯人が一人だったと証言。
洛陽市政法委書記は事件が、“地溝油報道が原因”といった憶測によって市民生活を
パニックに陥れることを避けるために、早期解明の号令をかけている。
目撃者情報によれば、犯人は雨合羽を着た男。
電動自転車を運転して現場に来ており、記者を地面に押し倒し10カ所以上も刺した。
李記者は「強盗!」と叫び、ノートパソコンを抱きしめ奪われないようにしていた。
警察筋によれば、記者は女性を妊娠させた上に結婚しなかった、といった話もあり、
個人的恨みの線は消えていないが、ノートパソコンを李記者がそこまで守ろうとした理由も
不明。
李記者自身は“地溝油報道”取材チームに加わっておらず、テレビ局側は報道と
事件の関与を否定している。
だが、李記者の最後の微博は「ネットユーザーが告発した地溝油製造拠点について
食品安全委はまだこたえていない」という書き込みで、李記者が地溝油報道取材当事者で
あると誤解された可能性もある。
記者が妊娠させた女性は微博(マイクロブログ)で「多くの事実が誤解されている。
私たちは祝福されて一緒に暮らしていた」として、自身と事件との関与を否定している。
女性とは10月1日の国慶節と結婚する予定だったとも言われている
事件が報道内容と関係あるとすれば、暴力による報道への挑戦であり、
中国記者協会はすでに「記者への迫害を野蛮行為として激しく譴責する」と表明している。
中国では記者が取材がらみで、しばしば自身や家族が脅迫されたり襲われたり
殺害されている。
最近では、6月に中国中央テレビの女性記者が、帰宅のために会社の門を出たところで
男性に「中央テレビの記者か?」と尋ねられ、「そうだ」と答えた瞬間に襲われ
鼻を削がれる事件が発生している。
また昨年12月には地元の汚職実体を取材し報道していた北疆晨報の敏腕記者が
酔漢に襲われ“ケンカ”で死亡している。
サーチナ 2011年9月21日(水)12時12分
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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