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[シンガポール 19日 ロイター] アジア通貨市場では、韓国ウォンが対円で2009年3月以来の低水準を
つけた。また、シンガポールドルのこの日の下げは8月初旬以来最大となった。ギリシャのデフォルト(債務不履行)
に対する警戒感からファンド勢がアジア新興市場から資金を引き上げている。
アジア各国の中銀は自国通貨の急落を阻止するためドル売り介入に動いており、市場関係者によると、14日
から数十億ドル規模の介入を行っている。
レバレッジを効かせた投資家やマクロ系ファンド、銀行間の投機的な売りでシンガポールドルは下落。韓国ウォンは
海外機関投資家の売り主導で下げている。
シンガポールドルSGD= SGD=D3は200日移動平均を割り込み、対米ドルで1.4%下げた。
韓国ウォンKRW= KRW=KFTCは、リアルマネーの売りから対ドルで下落し、6カ月ぶり安値をつけた。
ディーラーによると、債券資金の流出もウォンを圧迫した。
インドネシアルピアIDR= IDR=IDは、対ドルで8800─8850ルピアの水準で中銀によるルピア買いが入ったもよう。
ある市場関係者は、今後のルピア相場は中銀がどの程度介入するかに左右される、との見方を示した。
*0715GMT(日本時間午後4時15分)現在のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。
シンガポールドル 1.2584
台湾ドル 29.685
韓国ウォン 1134.65
タイバーツ 30.43
フィリピンペソ 43.45
インドネシアルピア 8840.00
インドルピー 47.78
マレーシアリンギ 3.1085
人民元 6.3861
REUTERS: 2011年 09月 19日 18:01 JST
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