11/09/17 13:17:51.34
◆好奇心から加入者の個人情報調べる年金公団職員
～脅迫や恋愛など目的はさまざま 1人で2260人分の個人情報を調べたケースも～
1950万人以上の加入者を抱える国民年金公団の複数の職員が、加入者の個人情報を
無断で調べるケースが相次いでいることが明らかになった。
国民年金公団の内部監査資料を入手し、その内容について国会保健福祉委員会で報告した
与党ハンナラ党の孫淑美（ソン・スクミ）議員によると、昨年1月から今年9月までに21人の
職員が、国民年金加入者の個人情報を無断で照会し、摘発されていたことが分かった。
これは無断で個人情報を閲覧した職員が1カ月に1人の割合で摘発された計算になる。
職員らは、少ない場合は3人、多い時は2000人以上の加入者の個人情報を無断で
調べていた。
年金公団には加入者の住民登録番号、住所、連絡先、職場、所得などの情報が
保管されている。
加入者の個人情報を無断で閲覧する理由はさまざまだ。
ある女性相談員は単なる好奇心から、前の職場の同僚や夫の後輩、知り合いや親戚など
211人分の個人情報を照会し、内部監査で摘発され解雇処分を受けた。
また、重い鬱病を患っていた別の職員は、同僚など2260人分の個人情報を無断で閲覧した。
また、昨年、公団がストを行った際に臨時で職務に就き、閲覧の権限を得た職員が、
有名芸能人の個人情報を無断で閲覧したケースや、夫の妹の結婚式に出席した後、
好奇心で新郎新婦の職場を調べた女性職員もいた。
脅迫目的で加入者の個人情報を調べた職員もいる。
兄が死亡し、遺産相続をめぐり家族と争っていたある職員は、兄の妻であるAさんと
その息子の個人情報を19回にわたり照会した。
その後、この職員の家族がAさんの職場に押し掛けて騒ぎを起こし、
その影響でAさんは仕事をやめて引っ越しを繰り返した。
これに耐えきれなくなったAさんが公団に相談したところ、無断照会の事実が発覚した。
一方、公団が保有する加入者の個人情報を「友人探し」に利用するケースもある。
ある職員は同期生から依頼を受け、出身校が同じ加入者の情報を閲覧し、
連絡が途切れた知人の連絡先を調べた。
ある職員は恋愛絡みの目的で特定人物の個人情報を調べた。
ネットで知り合った男性について、本人から聞いた職場や年収が正しいかを確認したり、
紹介された女性に会う前に、全国の同姓同名の女性の個人情報を全て調べ上げるケースも
あった。
孫議員は「好奇心や知人からの依頼など、的外れな理由で加入者の個人情報を無断で
照会するケースは後を絶たない。これは加入者の個人情報保護に対する職員の意識が
非常に低いことを意味している」と指摘した。
国民年金公団は昨年、ある地方の職員が女性への性的いやがらせの容疑で警察から
取り調べを受ける際、9万6000件もの個人情報を無断で照会していた事実が明らかになり、
保健福祉部（省に相当）から特別監査を受けた。
国民年金公団は「保健福祉部による昨年の特別監査後、2回以上常習的に個人情報を
無断で閲覧した場合には、解雇処分を適用できるよう懲戒規定を改正した」「2008年以降、
情報が流出した事例は1件もなく、今年摘発された無断閲覧の件数も、昨年の8分の1にまで
減った」とコメントしている。
写真：URLﾘﾝｸ(file.chosunonline.com)
朝鮮日報 2011/09/17 12:59:17
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