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【ニューデリー=田北真樹子】ベトナムとインドが南シナ海の天然ガス・石油の共同開発に向
けた協議を進めていることに、南シナ海の領有権を主張する中国がインド側に抗議していたこと
が明らかになった。インドは国際法を順守した合法的な活動だとして協議を進める考えで、さら
にベトナムとの関係強化を図る意思を明確にしている。
15日付のインド紙は、インド国営石油・天然ガス公社(ONGC)とベトナム国営石油会社
ペトロベトナム(PVN)によるベトナム沖海底2鉱区の調査計画について、中国が数カ月前
にインド側に「開発は違法だ」と抗議したと報じた。
PTI通信によると、中国外務省の姜瑜報道官は同日の記者会見で「南シナ海と周辺の島の主権
は明らかに中国にある。これは歴史的事実と国際法に立脚したものだ」とインドへの言及は避け
つつも、共同開発への不快感をあらわにした。
これに対し、インド外務省のプラカシュ報道官は同日の記者会見で、「インドはベトナムとの
協力、また世界のどの国との共同開発も国際法などにのっとって行っている」と中国側の主張
を間接的に拒否し、エネルギー開発におけるベトナムとの協力を「さらに拡大させたい」と応酬
した。
南シナ海をめぐり、ベトナムは中国の強硬姿勢に対抗するため、対印関係を強化している。中国
はいらだちを強めているとみられ、7月に南シナ海を航行中のインド海軍艦船に「中国の領海だ」
と警告している。
MSN産経ニュース 2011/09/16
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