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<大規模 停電事態>「電気先進国」誇った韓国で屈辱の“ブラックアウト”(1)
2011年09月16日10時22分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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残暑で電力の使用が急増し、予備電力が不足した15日、韓電が予告なしに「輪番停電」を
実施し、全国で停電が発生した。午後7時8分、大田市(テジョンシ)クァンジョ洞の
団地が停電で真っ暗になっている。電気がついている手前の建物はクボン高校。[大田=
キム・ソンテ(フリーランサー)]
油断が結局、大混乱を招いた。‘電気先進国’を自負していた韓国に後進的な‘停電
大乱’が発生した。供給に問題がなく、安くて品質の高い電気を生産しているという誇りも
傷ついた。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は09年末、アラブ首長国連邦(UAE)原発を受注
した直後、中東産油国に韓国型原発を輸出する、‘産電国の夢’を実現することになったと
評価した。しかし15日の停電は政府のこうした声を空念仏にした。
この日午後3時。電力需要が6728万キロワットを示し、ピークとなった。この日の
最大電力需要と予想された6400万キロワットを320万キロワット以上も超過したのだ。
供給能力(7071万キロワット)の予備電力は343万キロワットで、安定維持水準の
400万キロワットを大きく割った。
結局、韓国電力(韓電)は非常マニュアルに基づき地域別の輪番停電に入った。需要が
供給を超過して全国的な同時停電が発生するのを防ぐため、地域別に電力の供給を強制遮断
する措置だ。
この日の電力需給状況が危機を迎えたのは午後に入ってからだ。残暑のため電力需要が
急増し、電力予備率が急激に落ち始めると、韓電は「自律節電」で95万キロワットを
減らした。続いて「直接負荷制御」も実施された。韓電が契約した消費者の電力供給を
直接統制する方法だ。これを通して89万キロワットをさらに減らした。しかしその後も
予備電力が400万キロワットを回復できず、地域別の輪番停電に入った。
廉明天(ヨム・ミョンチョン)電力取引所理事長は「午後に入って異常高温が始まり、
昼以降、急激に電力の需要が増加した」とし「輪番停電は30分単位で被害が一番少ない
ところから順に進行するようマニュアルで定められていて、それに基づいて機械的に実施
された」と述べた。
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