11/09/15 01:45:52.84
(※全6ページに及ぶ記事のため、かなりバッサリ抜粋しています。全文は「Newsweek」誌面でどうぞ)
ソース(Newsweek日本版 9/21号 46~51ページの抜粋)
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
「韓流ゴリ押しやめろ」―先月中旬の日曜日、東京・お台場のフジテレビ前に数千人が集まった「反韓流」デモは、その参加者
の多さと予想外に整然とした行動で、「ネット右翼の集まり」と高をくくっていた人々を唖然とさせた。
事の始まりは、俳優の高岡蒼甫の「韓国ネタばかりを流すフジは見ない」というツィートだった。高岡に韓国ドラマやK-POPを直接
批判する意図はなかったが、その不用意な発言はネット上で瞬く間にフジテレビたたきから韓流そのものの中傷へと拡大した。
反韓流デモは高岡の意に反し、嫌韓派によって反韓流へと論点が変えられ、必要以上の騒ぎに発展した。だが一方で、最近の
韓流の過熱ぶりに違和感を覚えている人が少なからずいるのも事実だろう。
ブームは確実に起きている。昨年夏には、KARAや少女時代のヒットでK-POP熱に火が付いた。韓国ドラマも近年ブームが再燃し、
DVDレンタル店は競ってスペースを広げている。俳優チャン・グンソクは「ヨン様」ならぬ「グン様」旋風を巻き起こしている。
しかしそれはもうブームを超え、バブルの領域に達しつつある。今年3~9月に日本デビューしたK-POPアイドルは実に10組以上。
彼らはバラエティーや情報番組に出ずっぱりで、男性誌の表紙まで飾ったグン様のCM出演料は1本9000万円でペ・ヨンジュンを
抜いたという。もはやテレビや雑誌で韓流を見ない日はない。
ただメディアが騒げば騒ぐほどブームは実態を超えてバブルになる。過大評価や便乗する動きが加速し、「韓流ならとりあえず何でも」
という雰囲気が日本全体に漂い始めている。その裏で業界のひずみや負の側面は封印されており、一気に膨らんだ風船は一気に
しぼみかねない。
ブームが起きたのは、もちろん韓流のエンタメコンテンツに魅力があるから。K-POPの歌唱力とキレのあるダンスは日本のアイドルには
ないものだ。鍛え上げられた脚線美や腹筋も、ジャニーズやAKB48のメンバーは持ち合わせていない。韓流アイドルのレベルの高さは
日本人を開眼させた。
一時下火だった韓国ドラマも勢いを取り戻している。いま流行しているのは、グン様ブレイクのきっかけとなった『美男(イケメン)ですね』
などラブコメだ。最近はK-POPアイドルの出演作品も多く、音楽を入口にドラマ好きになる人もいる。
『冬のソナタ』に始まった韓流は、ここ数年で「新韓流」に進化したとも言われている。チャン・グンソクのような若手俳優やK-POPの
人気で、「オバさん」世代が主流だった韓流ファンが一気に低年齢化し、裾野が広がったからだ。
ブームの裏には韓国政府の後押しもある。韓国はアジア通貨危機直後の98年から、映画やドラマなど文化コンテンツ産業の振興に
力を入れてきた。国内の産業活性化の先には、輸出による外貨獲得の狙いがある。輸出を増やすため、韓国政府は国外でのドラマ
見本市やK-POPライブ開催を支援している。
「韓流は国が主導していると誤解されることがあるが、基本的には外国バイヤーと消費者の判断だ」と、韓国コンテンツ振興院日本
事務所のキム・ヨンドク所長は言う。「政府は民間企業の後方支援に回っている」
とはいえ、その後方支援がなければ韓流旋風は起きなかった。韓国のコンテンツ輸出額は毎年着実に伸びており、特に09年以降は
音楽の増加が目立っている。韓国政府の文化体育観光省によれば、今年第1四半期の音楽コンテンツの輸出額は、前年同期比
54%増の2800万ドルに上る。
コンテンツ全体の輸出額から見れば、主流は約50%を占めるゲームで、ドラマと音楽のシェアは両方合わせても8%しかない。
それでもドラマや音楽の間接的な経済効果は計り知れない。韓国全般に対する関心の高まりや、観光客の増加につながるからだ。
(以下、ばっさり中略。>>2以降に続く)
前スレッド(★1が立った日時 2011/09/14(水) 22:39:24.09)
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