11/09/13 18:12:50.45
文字を書かない時代に文字を書けない世代、キーボードに使い慣れ
「あー、書きたくない」「私の字、誰も読めないのに、これ絶対に書かなければいけないですか」
ソウル市蘆原区のA小学校。夏休み中だが、特別授業のために登校した4‐6年生の児童20人に、
本紙の過去記事を配り「できる限り丁寧に写して書いてみるように」と指示した。制限時間は
10分。
大部分の児童は、文字を書くこと自体を面倒がった。1行書くごとにため息をついたり、1行を
やっとの思いで書く児童もいた。ソウル市江南区のB中学校でも状況は同じだった。「パソコン
で打てばいいのに、どうしてわざわざ手で書かなければいけないのか」と抗議する生徒もいた。
本紙の取材チームは、1991年にソウルのA小学校4年生と6年生、B中学校1年生が書いた手書きの
文集を入手した。当時はコンピューターが一般化しておらず、「手書き」が当たり前の時代だ
った。最近の子どもだちが書いた文字と比較すると一目で分かるほど、文字の違いが見られた。
本紙は20年前と現在の児童・生徒たちの文字を書く能力を比較するため、大韓文字検定教育会
に文字の評価を依頼した。正確な判別のため、大韓文字検定教育会側には、字の上手下手にか
かわらず、無作為に25件を選んで評価してもらった。その結果、20年前のA小学校とB小学校の
平均は両方とも86点。現在の児童・生徒たちの文字は、それぞれ26.7点(A小)と37.9点(B中)
だった。
URLリンク(file.chosunonline.com)
何と書いてあるのだろうか? 2011年、ソウル市蘆原区のA小学校5年生の児童が書いた文字。
本紙の過去記事を書き写したものだが、全く判読できない。書写した文章は次の通り。「保健
社会研究院は今年1月、韓国のホームレスが1万7815人に達した、と発表した。06年以降の4年間
に相談センターを訪れたホームレスを調査した結果、40代の男性が35%で最も多かった」
大韓文字検定教育会のクォン・ヒョクシ理事長は「20年前の生徒たちは、1文字1文字丁寧に書
いているのに比べ、最近の子どもたちの文字は、判別すら難しいものが多い。行がきちんとそ
ろっていないものも多く、3人は全く解読不能で『0点』を付けた」と話した。
URLリンク(file.chosunonline.com)
1991年当時、蘆原区A小学校の6年生が書いた文字
今年7月、米国インディアナ州の教育部が小学校の「筆記体」教育を必修科目から選択科目に
変更し、この秋の学期から事実上、手書きの教育を廃止した。電子メールと携帯電話の文字メ
ッセージが日常化した世の中で、文字を書くための教育は時代遅れで、時間の無駄だという理由
からだ。しかし一部では、手で書くことが、知能や、ある集団の文化的品格と関連した行為で
あるとして反論も出ている。
韓国でもノートと鉛筆に代わり、コンピューターのキーボードが主な筆記手段として日常的に
使われるようになった。学校の授業ではノートや鉛筆を使うが、字を正しく書くための「書写」
は以前に比べてほとんど教えていない。そのため、手書きでは文字がほとんど書けない学生や、
若い世代が急速に増加している。
>>2へ続きます
朝鮮日報 2011/09/13
URLリンク(www.chosunonline.com)
関連スレ
【韓国】「韓神ノート」字の教育にこだわる小学校、先生たちも字の練習[09/13]
スレリンク(news4plus板)