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K－POPブームだけど、韓流スターはどうなの？ 日本での韓流スター事情を探る
韓国映画「アジョシ」に主演のウォンビンと巷で大人気のチャン・グンソク
9月17日からウォンビン主演の韓国映画「アジョシ」が公開となる。同作のキャンペーンでウォンビンが
8月30日に来日したものの、以前ほどの盛り上がりを見せなかったように思う。そもそも、ウォンビン
だけでなく、ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴンという四天王の名を、雑誌や
スポーツ紙、テレビ等で見かけることが少なくなった。その代わりではないが、巷に溢れているのは
チャン・グンソクの名前。
ということは、時代はヨン様よりも、グンチャンなのか？ と思っていたら、9月3日、ヨン様来日で
徹夜組500人を含む約2500人のファンが空港でお出迎えとのこと。う～ん、今の韓流スター事情は
いったいどうなっていて、業界はどう捉えているのだろうか。様々なジャンルの関係者に聞いてみた。
まずは、ビデオメーカーから。
「韓流ブームが起こった当時と比べると、販売本数は落ちていますが、ある程度のところを堅実に
キープしています。固定ファンがいて必ず買ってくれますから。しかも、韓流スターのファンは、
あの人がいい、この人がいいと流動的ではなく、熱烈で一筋。バージョンがちょっと違うだけでも
買ってくれたりするんです。それゆえ、四天王がダメになったというよりは、チャン・グンソクという
新しい人が入ってきて、より活性化している感じですね」。
では、映画業界は？ 「ヨン様というだけで見に来る人は大勢いるので、やはりヨン様は別格だと
思います。ただ、これは韓国映画全般に言えることなんですが、ブームの影響で韓国映画バブルと
なったものの、やはりバブルは弾けてしまい、結果、韓国映画に人が入らなくなってしまったんです。
ブームのころ、韓国映画なら人が入るから、どんな映画でもいいから公開してしまえ！ そんな空気が
あり、事実、お客さんも入りました。でも、ブームがひと段落すると、それまでは韓国映画＝良質と
いうイメージがあったのに、そこが見事に崩れてしまい、どんなにいい作品でも、だって韓国映画でしょ、
と一蹴されてしまうように。だから、韓流スター云々以前の問題のような気がします」。
最後に紙媒体。
「正直、男性を相手にしているので、よほどのことがない限り、あまり関係ないというのが本音です。
韓流スターを取り上げたところで、結局、女性は買いづらいようで ……」とはスポーツ紙関係者の弁。
そして、雑誌関係者は次のように話す。
「チャン・グンソクのファン層は10代～50代女性と、とにかく幅広いのが特徴なので、率先して取り
上げたい人物ですよね。その次は、熱いファンが多いヨン様。あとは、イ・ビョンホン、ソン・スンホン、
イ・ミンホ、キム・ヒョンジュンなどが有力でしょうか」。
こういったことを総合してみると、チャン・グンソク、ペ・ヨンジュンをとりあえず抑えておけば
OKということか。それでは、あまりにも甘すぎるか？
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