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韓国ソウル城東警察署は9日、食用接着剤で偽の生カルビを作り販売したとして、
畜産物加工処理法違反で畜産物加工卸業者の男(52)を不拘束立件したと明らかにした。
複数の韓国メディアが報じた。
警察によると、男は城東区馬場洞に倉庫を設置し、偽の生カルビを生産、販売した。
偽の生カルビは、カルビの骨に安ものの肉を食用接着剤で接着していた。
偽の生カルビが生産・販売された倉庫は、殺菌器や洗浄機などの衛生施設が設置されて
いない無許可の倉庫だった。倉庫からは流通期限が5ヶ月過ぎた冷凍の韓国産牛肉や輸入
牛肉が約600キロ見つかったことも明らかになった。
男が生産した偽の生カルビは8月29日から9月7日まで販売され、約5000万ウォン
(約360万円)分が全国の食堂やスーパーマーケット100カ所に流通した。
韓国では今夏の集中豪雨で、果物の価格が高騰していることから、秋夕(チュソク=
中秋節)の贈り物にカルビセットが人気を集めている。警察の調べに、男は「人気の
高いカルビで荒稼ぎしようとした」と犯行動機を供述したという。警察は男の余罪を
追求している。(編集担当:新川悠)
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