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韓国人にだけ存在する6万個のDNA、クラウド利用で発見(1)
2011年09月08日10時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
韓国人に特徴的に現れる遺伝子変異がクラウドコンピューティング技術で明らかになった。KTは非営利
研究法人のゲノム研究財団、バイオ企業のテラジェンイーテックスと共同で、韓国人20人の遺伝子解読と
分析に成功したと7日に明らかにした。ゲノム研究財団とテラジェンイーテックスが進める「韓国人個人
ゲノムプロジェクト(KPGP)」の一環として20人の韓国人ゲノムを分析するのにKTがクラウド
コンピューティング技術を提供した結果だ。
人間の遺伝子は30億個の塩基で構成されており、今回のプロジェクトを通じて876万個の遺伝子変異を
発見した。このうち184万個は既に発見されたものと違い今回新たに発見された変異だった。その中でも
6万3000個余りの変異は20人のうち13人から共通して発見されたもので、韓国人特有の遺伝子変異と
解釈される。
こうしてわかった韓国人特有の変異は、病気に関連した遺伝子から身体特性に関するものまで多様だった。
代表的なものが辛い味を好む韓国人の特異的変異だ。20人中6人から共通で発見された変異で、唐辛子の
辛さの成分のカプサイシンによって活性化するたんぱく質と関連があることが明らかになった。この変異に
よって機能が変わったたんぱく質が辛い味を好む韓国人の食生活習慣を説明する端緒になると予想される。
また、味噌・キムチのように醗酵食品が好きな韓国人の特異な趣向遺伝子も出てきた。
テラジェンイーテックスのパク・ジョンファ博士は、「世界的に300件余りのヒトゲノム解読結果が
公開されているが、大部分が西洋人やアフリカ人、一部東洋人のもので、韓国人に対する遺伝情報は不備
だった。今回6万個余りの韓国人共通変異を発見したことにより韓国人のためのゲノム解読が可能になった」と
説明した。
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