11/09/02 11:42:26.47
数十年にわたり陸上で国境紛争を繰り広げてきた中国とインドは、、インド洋や南シナ海でも
制海権をめぐる激しい神経戦を繰り広げている。
中国は南シナ海に面したニャチャン港を訪問したインドの軍艦を公海上で制止した。これに対抗
し、インドは中国がベンガル湾付近の公海上で漁船に偽装してスパイ船を送り、インド軍の弾道
ミサイル実験を監視したと批判した。アジアの人口大国に浮上した両国の間で軍備競争が本格化
している。
■中国軍艦、インド軍艦に航行理由尋ねる
英紙フィナンシャル・タイムズは1日、複数の消息筋の話として、インド海軍の戦車揚陸艦
「アイラバーダ」が7月下旬、ニャチャン港を訪問後、帰国途中に正体不明の中国軍の艦船と
遭遇し、所属と国際水路を航行する理由を尋ねられたと報じた。両国の艦船が遭遇したのは、
ベトナム領海を抜けたばかりの地点だった。
アイラバーダのニャチャン訪問は、ベトナム政府の公式発表で明らかにされていた事実で、中国
はインドをけん制したのではないかとみられている。インド政府関係者は「世界のどの国の海軍
艦船も公海上を航行する権利がある。排他的な権利を主張したり、通行権を問題視したりする国
を決して容赦しない」と話した。
URLリンク(file.chosunonline.com)
中国がインド軍艦のベトナム訪問に敏感に反応するのは、ベトナムがニャチャン港にインド海軍
の駐留を求めるなど、両国が軍事協力を強化しているためだ。
■中国、スパイ船をインド洋に
インドも反撃に乗り出した。インドのNDTVは8月30日、漁船に偽装した中国のスパイ船がベン
ガル湾に近いアンダマン諸島付近の公海上でインドのミサイル演習を監視していたため、イン
ドの軍艦が出動したところ、中国船はスリランカ方向に移動したと報じた。インドの軍艦が同
漁船を制止することはなかったため、両国の間で衝突はなかったという。
インド情報当局によると、この漁船は同じ海域に4カ月近くとどまっており、漁船を偽装し、
内部には22の実験室があるという。
■軍備競争がエスカレート
両国は経済面に続き、軍備面でも競争をエスカレートさせる見通しだ。中国は今年、初の空母
の試験航行を実施したのに続き、ミサイル防衛(MD)システムの構築に取り組んでいる。インド
もそれに対抗し、来年までに300億ドル(約2兆3000億円)相当の最新戦闘機、潜水艦などを輸入
することを決めた。2014年までに中国の核弾道ミサイルを迎撃できるMDシステムを整備する計画
だ。
URLリンク(file.chosunonline.com)
北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員
2011/09/02
URLリンク(www.chosunonline.com)