11/09/01 18:02:08.78
サムスン電子の液晶パネル部門は、7月末に発表した第2四半期(4-6月)の決算で2100億ウォン
(約151億円)の赤字を計上した。2四半期連続の赤字だった。
サムスン電子の液晶パネル事業の不振はあらかじめ予想されていたことだが、大幅な赤字は同社
全体に衝撃を与えた。同社が7月に液晶ディスプレーの事業部長を急きょ更迭したのに続き、液晶
パネル部門の役員を大幅に交代したことも、サムスンが大きな危機感を抱いていることの表れと
いえる。業界内では、サムスンなど韓国メーカーが汎用(はんよう)の液晶パネルの生産を中止する
方向で、事業構造を見直すのではとの観測も出ている。
■サムスン電子、上半期の稼働率90%
サムスン電子は今年上半期の工場稼働率が約90%にとどまり、現在の稼働率は約80%と明らか
にした。第3四半期の生産量が第2四半期よりはるかに少ないことを示している。
第3四半期の生産量が第2四半期を下回ること自体、今回が初めてだ。もともと第3四半期は液晶
パネルが最も売れる時期に当たる。テレビを生産するメーカーが、第3四半期に大量に液晶パネル
を調達し、クリスマスや年末に向けてテレビを生産するためだ。例えば、昨年下半期のサムスン電子
の液晶パネル販売量は、上半期を約683万枚上回る7952万6800枚だった。しかし、今年は需要期
の第3四半期の生産が第2四半期を下回っている。現在の状況が続けば、下半期の生産量は前年比
で約10%以上減少する見通しだ。工場をフル稼働していた09年下半期と比べると、生産量は80%
前後まで落ち込む可能性がある。
■見えない底値
さらに深刻な問題は価格だ。最も販売量が多い40-42型のテレビ用液晶パネルは、8月末の価格が
過去最低の219ドル(約1万6800円)となった。8月初めの231ドル(約1万7700円)よりもさらに低下し、
発表ごとに過去最安値を更新している状況だ。今年1月の価格は340ドル(約2万6100円)だったが、
当時から値下がりが深刻だという話が出ていた。最近では、業界関係者らは価格に関して言及
しようとしない。
だが、こうした暴落を食い止めるだけの対策がないのも現状だ。液晶パネルの価格が暴落する最大
の原因は欧米の景気だ。テレビの主な輸入国である米国では米国債の格付けが引き下げられ、
欧州では財政危機に対する不安が高まり、液晶パネルメーカーには直撃弾となった。こうした
状況に、業界はただため息をつくばかりだ。
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朝鮮日報 2011/09/01
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