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2011年8月28日、中国・上海虹橋空港で、吉祥航空(本社・上海)の航空機が燃料不足で緊急
着陸しようとしたカタール航空機を「妨害」した問題で、管制官の指示を無視した吉祥航空機
の機長が死刑になる可能性があることが分かった。羊城晩報が伝えた。
「妨害事件」があったのは13日。天候不良のため上海浦東国際空港に着陸できなかったカタール
航空機が燃料切れ寸前となったため、「MAYDAY(=緊急事態)」を宣言し、上海虹橋国際空港
に緊急着陸しようとした。ところが、前方を飛行中の吉祥航空機が管制官の指示を無視、結局、
カタール航空機を先に着陸させなかった。
吉祥航空機は管制官に「こちらもあと4分しかもたない」と説明していたが、着陸後の検査で、実は
1時間飛行可能な燃料が残されていたことが分かった。両機は約4分違いで着陸したが、一歩
間違えば衝突の危険もあったという。現在、民航当局がこの問題について調査を行っている。
中国政法大学航空・空間法研究センターの張起淮(ジャン・チージュン)研究員によると、吉祥
航空機の機長が虚偽の説明をして管制官の指示を無視していた場合、「重大責任事故罪」また
は「危害公共安全罪」にあたり、最高で死刑になる可能性もあるという。(翻訳・編集/NN)
レコードチャイナ 2011/08/29
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写真は吉祥航空機
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