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◆有毒ニラ流通 使われ続ける安価な猛毒農薬=河北省
河北省秦皇島市昌黎県にある大規模なニラ栽培農地からは、遠い所からでも感じる、
刺激的な農薬の匂いがする。
「無公害野菜基地」と称しながら、猛毒のホレートなどを使う農家が少なくない。
このニラは地元の人は食べず、北京、天津、東北地方などに出荷されている。
その多くの農家が使うホレート(農薬3911)は、農業部(日本の農林水産省にあたる)
により使用が禁止されている猛毒農薬。
長期間に渡り害虫駆除の効果が持続することと、安価であるため、
違法利用が後を絶たない。
「以前は水に溶かして使っていたが、現在は原液のままで土壌に注ぎ、
肥料のように使用している。この農薬を使ったニラは青くて鮮やか、葉も大きい。
農薬をかけたばかりのニラも市場に回っている。
お金のために人の健康なんか全然考えてない。
自分は食べないから」と現地の農民・張さんは話す。
「附近の2つの鎮にある1000畝(6700アール)のニラ農地はほとんど
この農薬を使っている」と張さんは述べ、さらに販売禁止にもかかわらず、
闇の地下工場でまだ生産している製造業者もあり、この農薬を農家まで
送り届けるものもいるという。
専門家によると、この農薬が付着した野菜を食べると、頭痛、吐き気をもよおし、
長期間にわたり食べ続けると慢性中毒、神経中枢に悪影響を及ぼし、
胎児の奇形やガンを発症する可能性も高まるという。
日本ではホレートの取り扱いには呼吸用保護具などの使用が要求されている。
昌黎産のニラは北京、天津、秦皇島、錦州、瀋陽などの都市へ出荷されている。
大紀元 2011/08/27 09:25
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