11/08/25 21:29:06.49
(>>1のつづき)
だが、米国の仲裁案は韓国で相手にされなかった。
ネチズンは米国の仲裁案を扱った本紙報道と関連し、「米国は日帝時代から私たちの後頭部を殴った国
だ」、「米国が日本のロビーに乗った」などのコメントをして、米国の日本偏向政策を露骨に批判した。ある
ネチズンは「日本が朝鮮を強制合併した以後、東海は日本海に変わったが、日本は敗戦以後にも韓国の
海と島を掌握しようとする野心をやめないでいる」としながら、「米国は日本の真珠湾攻撃をもう忘れたの
か」と叱責した。
米国は法と制度、慣行を重視する国だ。
米国の日本海単独表記の慣行も一つの地名に一つの名称だけ使うという「単一名称政策」に従ったもの
だ。米当局者は「海洋の表記名称が複数あると海難事故が発生した時に効果的に対処できない」としな
がら、「米国はIHOが1929年『海洋と海の境界』で公式名称に採択して、その後広く使われた日本海を単
一名称として使っている」と説明した。
こういう米国の態度は決定的欠陥を抱いている。まさに日帝の侵略で歪曲された東北アジアの近代史を
考慮しなかった判断という点だ。日帝の韓半島侵略がなかったとすれば、日本海表記が慣行として固ま
ることもなかったためだ。
歴代の米国の行政府は韓日の歴史の葛藤に関する限り、無策傍観的形態を見せた。韓国と日本の戦い
に割り込んでこそ得することがないという計算の魂胆だ。こういう態度は「太平洋国家」を自任する米国が
取る態度ではない。最終的に米国にも得することがない。34年間、日本外交官として奉職した東郷和彦
の忠告を再び紹介する。
「日本の傍若無人格の振る舞いは米国の沈黙によって助長された側面がある。日本が韓、中関係をき
ちんと管理できなければ、その負担はそっくり米国が抱え込むだろう。」
チョ・ナムギュ ワシントン特派員
(おわり)