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[寄稿/イ・ミョンチャン]日はなぜ独島を自らの土地だと言い張るのだろうか
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▲イ・ミョンチャン東北アジア歴史財団独島研究所研究委員
日本の国会議員3人が鬱陵島(ウルルンド)を「視察」するとして、金浦(キンポ)空港で騒動を繰り広げ
て帰っていった。彼らは日本で一躍有名人になった。これを見守って政治的に利益が儲かる商売とい
うことを直感した同僚議員がぞろぞろ「私も鬱陵島に行く」と出た。こういう動きから推し量ってみる時、
遠くない将来に同じ状況が反復される素地が濃厚だ。
独島(トクト)の領有権を巡る一連の騒動で、当初「韓国 対 日本の少数極右議員」として引かれた対立
の構図が「韓国 対 日本」に少しずつ変質する様相を見せる。望ましくない方向に行っていることだ。
私たちはどのように対応しなければならないだろうか。意外に答えは簡単だ。最上の方策は「韓国 対
日本の少数極右議員」の対立の構図を維持することだ。そのためには独島領有権を巡る騒動の本質
を正確に理解して冷静に対応しなければならない。
私たちが必ず記憶しなければならないことは、独島領有権を巡って日本の少数の極右議員が見苦しい
ことを起こしても、韓国が独島を実効支配する現実には変動がないという点だ。これは外交安保問題
に精通した日本のある衆議院議員と行った対話でも確認された。彼は、今後独島を日本が実効支配
する可能性は現実的に希薄だといった。独島を日本が韓国の実効支配から奪うことができる唯一の方
法は戦争だが、これは一言で不可能な選択肢だというものだ。
筆者も二種類の理性的理由に基づいて、日本が戦争を通して独島を強奪するのは不可能だという確
信を持っている。最初に、日本が韓国と戦争をしながらも独島を奪って得ることになる利益より、「侵略
国家日本」という国際社会の非難と国の品格喪失で失うことになる損失が数百~数千倍大きいだろう。
私が経験してみて知る、健全な常識を持った大多数の日本人は決して同意しないだろう。
二番目、日本人は自分たちが実効支配していてはるかに重要だと考える尖閣列島を失うことになる可
能性をよく知りながらも、あえて独島を武力で強奪しようと思わないだろう。日本は海と国境に接する所
で領土紛争中だ。中国とは尖閣列島を巡って、ロシアとはクリル(千島)列島を巡って葛藤を経験してい
る。大多数の日本人は尖閣列島とクリル列島を独島に比べることのできない重要な自国の島々と考え
る。日本が武力で独島を強奪するならば、反面教師になって中国に尖閣列島を強奪され、クリル列島
は永遠にロシア領土として固着されるだろう。
それならなぜ日本は独島を自分たちの土地だと主張するのだろうか。上で言及したその議員はこのよ
うに答えた。日本が韓国に独島を譲歩すれば、日本は領土を守ろうとする意志が弱いと誤認した中国
が尖閣列島を強奪するかも知れない、という憂慮のためというものだ。これに対して私はこのように反
論した。尖閣列島が日本の領土だと中国に主張する時、最も強力な論理的武器は日本がその土地を
「実効支配」しているという事実だ。中国に尖閣列島が日本領土と主張するところで実効支配が強力な
武器になろうとするなら、独島を実効支配している韓国の独島領有権をきれいに認めざるをえないの
ではないか、と反問した。その議員はクリル列島が現在ロシアの「実効支配」下にあって困難があると
いう言及を加えながら、概して私の主張に同意した。
このような事案の本質を理解することになれば、最近の一連の混乱の中で、ひょっとして日本が武力
でも独島を強奪しないだろうかと焦って、怒って心身を傷つくようにするのは全く望ましくない。
イ・ミョンチャン東北アジア歴史財団独島研究所研究委員
ソース:東亜日報(韓国語) 記事入力2011-08-25 03:00:00 記事修正2011-08-25 03:47:45
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