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ことし４月から６月までの３か月間に出荷されたパソコンの台数は、中国がアメリカを初めて上回り、高い経済成長を
背景に中国が世界最大のパソコンの市場になったことが明らかになりました。
これはアメリカの調査会社ＩＤＣが、２３日、発表したものです。それによりますと、ことし４月から６月までの３か月間に
中国で出荷されたパソコンの台数は１８５０万台となり、１７７０万台のアメリカを３か月ごとの集計で初めて上回り、
世界最大のパソコン市場となりました。この背景には、高い経済成長に伴って中国国内でパソコンの需要が拡大を
続けている一方、アメリカではパソコン市場が成熟し、スマートフォンやタブレット型の端末へのシフトが進んでいることが
挙げられます。中国では、特にアメリカのＩＢＭのパソコン事業を買収したパソコンメーカーのレノボが、ことし４月から
６月までの期間に販売を大きく伸ばし、利益を倍増させています。これに対し、アメリカでは世界最大のパソコンメーカー、
ヒューレット・パッカードが、収益性の低いパソコン事業を切り離すことを検討しており、世界のパソコンメーカーのなかでも
中国が存在感を高めています。
NHKニュース: 2011年8月24日 18時17分
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