11/08/21 09:40:14.33
>>1の続き!
こうした書き込みを読みながら、顔が赤くなった。アジア・ヨーロッパを問わず韓流に夢中に
なる外国人が増え定着しつつある今、そろそろ「韓国で作られたコンテンツは世界で共有されて
いる」という認識を持ってもおかしくはない。ところが、番組を作る側は、今も小さな部屋にこもり、
自分たち同士でアイデアを練って仕事をするケースが多い。ついこの間まで欧米や日本の
映画・テレビ番組で韓国人や韓国文化をからかう内容が出てくると、興奮し激怒していたわたし
たち韓国人の姿が重なる。
米国のコメディアンで、トークショーの司会を務めるエレン・デジェネレスは、番組で「神に
インタビューしに行った。オフィスの前でしばらく待っていたところ、ドアを開けて入ってきたのは、
優雅な黒人の中年女性だった」と言った。一緒に番組を見ていた米国人の友人たちは一斉に
爆笑したが、その直後に恥ずかしいと思ったのかあたふたしていた。無意識のうちに起こった
笑いは「神は当然、白人男性だ」という思い込みをさらけ出す「告白」だからだ。ある米国人の
友人は「自分が人種的偏見を持っていたことに気付いた。今後気を付けなければ」と言った。
意識の奥に埋もれた偏見まで引き出し、指摘する「スマートな一撃」だった。
不慣れなことに対する恐れと無知は、避けられない障害物と同じだ。だが、そうした無知が
相手の伝統や誇りを傷つける武器にならないよう、この障害物を乗り越える努力が必要だ。
米国で子どもに幼いころから「政治的に正しい」発言をするよう教えるのも、こうした理由からだ。
このような努力を怠れば、世界の人々を魅了する韓流コンテンツが、逆に嫌韓の引き金と
なってブーメランのように跳ね返ってくることになるかもしれない。
(おわり)