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「日本のソニー本社よりもソニーコリアがもっと保守的な面がある。 年功序列を重視する傾向
も強い」。
ソニーコリアの糸木公広社長(54)の言葉だ。 糸木社長は2000年代に入ってソニーコリアが
迎えた最初の日本人社長で、昨年7月に赴任した。 糸木社長は最近、中央日報とのインタビュー
で、「やや硬い感じのソニーコリアにソニー特有の自由な雰囲気を吹き込むために努力した」と
過去1年間を振り返った。
実際、糸木社長が赴任した後、ソニーコリアにはビヤパーティーやスポーツデー、最高経営責任者
(CEO)とのディナーなど役職員が集まって楽しむという行事が増えた。 「CEOとのディナー」の
メインメニューはサムギョプサル(豚バラ肉)に焼酎爆弾酒(焼酎のビール割り)だった。 若い職員
の声に耳を傾ける席だ。 必要な場合は職員の声を反映した。 グローバル交流を拡張するという
意味で、韓国人職員6人をソニー本社と海外法人に派遣したのがこうした例だ。 この秋には4人を
追加で送る計画だ。
糸木社長は「韓国人職員の優秀性は本社や他の海外法人でもよく知られていて、あちこちから人を
派遣してほしいという要求が入っている」とし「在任中、約300人の役職員のうち5%は海外で経験
を積ませる」と述べた。
実績も良かった。 赴任初年度、ソニーコリアは1兆4000億ウォン(約1000億円)と過去最大の
売上高となった。 放送装備や劇場設備、デジタルカメラに入るCMOSセンサーのような部品事業
が善戦した。 しかしテレビは三星(サムスン)電子とLG電子の間で苦戦した。 糸木社長は「韓国人
顧客は最新のものを好む傾向が非常に強く、こうした趣向に合わせられなければ取り残される」と
述べた。 また「ものを見る目が優れているので、三星とLGのテレビに比べてソニーのテレビは自然
な色感があるという点を強調しながら顧客層を広めている」と話した。
ソニー本社も世界テレビ市場1位を奪還するというよりも、「トップ3」を維持しながら顧客に満足感
を与えることを優先しているという。 ソニー本社の意思決定速度があまり遅いという指摘に対し、
糸木社長は「共感する」と答えた。 糸木社長は「こうした部分が何度も指摘され、昨年から本社も
少しずつ変わっている」とし「今は改めるべき時点だということを誰もが認めている」と述べた。
中央日報 2011/08/1
URLリンク(japanese.joins.com)
写真:ソニーコリアの糸木公広社長社長がデジタルカメラに入るCMOSセンサーを見せている。
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