11/08/13 22:56:05.59
■リーマンショック時と比較してみると……
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国内証券市場で外国人の「セルコリア(Sell Korea)」攻勢が止まらない。
今月2日から始まり9取引日に渡って続いた売り攻勢は、2008年の米国投資銀行リーマンブラザーズ
のケースに次ぐ状況だとの分析が出てきている。特に財政危機の只中にある欧州系資金が引き上げら
れ、外国人の売り攻勢が長期化するのではという懸念もある。
現地時間の11日、米国のDow平均株価とNASDAQ総合指数が大幅に上がり証券市場に和らいだ空気が出
た12日にも、外国人は2792億ウォン(約199億円)を売り越した。
KOSPIが落ち始めた2日からこの日までの外国人純売渡累積額は総額5兆894億ウォン(約3618億円)。
この規模は証券市場での暴落直前日の1日の時価総額1225兆ウォン(約87兆2044億円)の0.42%に達
する。
これは2008年5月に1888.88まで膨らんだ株価を938.53と半分にまで下げたリーマンショック時の売り
越し強度に次ぐものだ。
当時はリーマン破綻以降に世界的な金融危機感が高まり、パニックに陥った外国人が韓国市場で10月
15~28日の10取引日で総額3兆2575億ウォン(約2319億円)分の株式を売り越した。これは2008年10
月14日(暴落直前日)基準の時価総額695兆ウォン(約49兆4752億円)の0.47%に達する規模だ。
売り越し金額は今回の危機の方が多かったのだが、時価総額に対する売り越し割合はリーマンショッ
ク時の方が多少高かった。
未来アセット証券の研究員イ・ジェフン氏も、この日の報告書で外国人が2~11日までの8取引日連
続で売り越した規模は外国人の保有株式時価総額の1.46%に昇ると分析した。これはリーマンショッ
ク時の外国人の売り越し金額と外国人の保有株式時価総額の割合が1.8%だった事例に匹敵する数値
だ。
彼は「外国人の売り規模がピークに近づいていると見られる」としたが「これは外国人が現在の危機
をリーマン破綻時と同等な局面だと認識しているという意味で、リーマンの時より強い売り攻勢を繰
り広げる可能性を否定出来ない」と指摘した。外国人に当時のような売り傾向が見られるとするなら
ば1兆5000億~2兆ウォン(約1068億~1424億円)分を追加売却する可能性があるという。
現在「韓国証券市場からの脱出」を図っている資金は欧州系だと把握されている。
金融監督院によれば欧州系外国人の売り越し規模は8日の221億ウォン(約16億円)から9日の8759
億ウォン(約624億円)、10日の1兆2446億ウォン(約886億円)と急増している。このため証券業界
では欧州系資金を中心とした外国人売り傾向がどの程度続くのか不安を持って注視している。
ノ・クンファン韓国投資証券投資戦略部長は「外国人は一度方向が決まると流れを維持する傾向があ
り、売り傾向が終息するには時間が必要だ」として「米国の景気低迷や欧州の財政危機が何らかの形
で解決されると漠然と信じていた投資家が悲観的に転じた影響が大きい」と説明した。
東亜日報/韓国語(2011/08/13 03:00:00)
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