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中国がウクライナから購入して改修を続けてきた空母が、初めての試験航行に出たことを受けて、アメリカ国務省の
ヌーランド報道官は、中国軍の透明性の不足に懸念を示しました。
中国は１０日、ウクライナから購入して東北部の大連で改修を続けてきた空母を、初めての試験航行に出し、「主権や
海洋権益の保護は、軍の神聖な職責だ」などと必要性を説明しています。これについて、国務省のヌーランド報道官は、
１０日、記者会見で、「なぜこのような装備を必要としているのか、中国側から説明があれば歓迎したい」と述べました。
そのうえで、ヌーランド報道官は、「アメリカと中国の関係においては、軍事予算と軍備の統合、軍事的な意図については、
最大限明確にし合うべきだ」と述べました。アメリカは、南シナ海などで海洋進出の動きを強める中国の軍備増強について、
東南アジア諸国の不安をあおり不測の事態を招きかねないとして、かねてより懸念を示しており、中国軍に透明性を
高めるようあらためて求めた形です。
NHKニュース: 2011年8月11日 9時13分
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