11/08/11 13:09:29.79
サッカー:李忠成の父「昔は韓国応援したが…」
URLリンク(file.chosunonline.com)
▲日本との国際親善試合「キリンチャレンジカップ2011」が行われた10日夜、札幌ドームを訪れ、韓国の
報道陣の取材を受ける日本代表・李忠成の父・鉄泰さん。写真=キム・ギョンミン記者(札幌)
【札幌=パク・チェホ記者】 世界で最も見返りを求めない愛は両親の愛だ。昔は「子の口に飯が入ってい
くことと、川から分かれた水が水田に流れ込むことよりいいことはない」と言ったものだ。10日、札幌ドーム
に一人の父親がやって来た。
李忠成(り・ただなり、25)=広島=の父・鉄泰さん(53)だ。鉄泰さんは、東京都西東京市で飲食店を経
営しているほか、日本産のマグロを韓国に輸出する貿易業もしている。
この日、生まれて初めて韓日戦にスタメン出場する息子の姿を見るため、札幌を訪れた。韓国の報道
陣からインタビューを受けた鉄泰さんは、息子があれほど夢見ていた国家代表の主力FWになったのに
もかかわらず、笑顔がなかった。いや、笑うことができなかった。
在日韓国人3世として日本で生まれ育ちながら、祖国である韓国にも、生活の基盤である日本にも歓迎
されなかった。他人には分からない痛みが分かるからこそ、2007年に在日韓国人4世である息子の日本
国籍取得を許した。
「韓日戦があると、忠成が幼稚園のころから、一緒に東京の国立競技場に行っていました。そして、二
人でのどが張り裂けんばかりに『大韓民国』と叫びました。今は忠成が日の丸を付けてプレーするように
なったので…」
鉄泰さんの言葉は途切れてしまった。
それでも、自分なりの意義を見いだそうとしていた。鉄泰さんは「忠成は日本代表チームで唯一の韓国
系日本人として『李』という姓をユニホームに付けています。これは日本のサッカーの新たな歴史です。
父親として息子が一生懸命プレーしてくれることを望んでいますが、相手が韓国だからか、わたしの気持
ちはかなり重いですね」と言った。
「韓国でも忠成のことをよく思っていない人は多いでしょうが、日本でもまだ日本代表としての忠成をよ
く思っていない人が多いです。これから韓日両国で忠成を高く評価する人が増えればいいですね」
李忠成は2004年にU-19韓国代表候補になり、合宿訓練に参加したが、韓国代表には選ばれなかった。
07年に日本国籍を取得した後、日本の五輪代表チームで活躍し、今年1月にはカタールで行われたAFC
アジアカップ2011で初めて日本のA代表になった。
ソース:朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2011/08/11 08:29:01
URLリンク(www.chosunonline.com)