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大手格付け会社がアメリカ国債の格付けを引き下げたことを受けて、韓国政府は、７日、緊急の会議を開き、短期的な
影響は避けられないとして、国内の金融市場が過度に反応しないよう対策を急ぐことにしています。
７日の会議には、企画財政省や金融委員会、それに韓国銀行など、通貨や金融政策の当局者が集まって開かれました。
この中で企画財政省のイム・チョンリョン第一次官は、大手格付け会社がアメリカの国債を格下げしたことについて「韓国の
経済は海外への依存度が高く、国際的な不安要因が拡散すれば短期的な影響は避けられない」と指摘しました。その
一方でイム次官は、アメリカ国債に代わる安全な投資先を見つけることは難しいことから、世界経済に与える影響は限定的に
なるとの見通しを示し、国内の金融市場が過度に反応しないよう、投資家の心理を安心させる対策を急ぐよう指示しました。
韓国では、アメリカやヨーロッパの株価の急落を受けて、総合株価指数が今月に入って４日連続で下落し、先週末には一時、
ことしの最安値を記録しているだけに、今回の事態を受けて、週明けの株式市場がどのように反応するか注目されます。
NHKニュース: 2011年8月7日 19時45分
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