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- 変わり始めた返還運動 -
北方領土では、いまロシアによる開発が進むほか、中国人が労働力になっています。
そうした中、日本側の姿勢にも変化の兆しが見え始めています。
根室港に姿を見せた前原前外務大臣。ビザなし交流で択捉島を訪問するのは２回目で外務大臣の
経験者が北方領土を訪れるのは初めてです。
（前原前外相）「日本の法的な立場を害さないという前提で経済交流を考えたい」
去年１１月のメドベージェフ大統領の国後島視察以来、ロシアは北方領土の実効支配を強めています。
島では道路の舗装など開発が進んでいます。
（業者）「（大統領が来てから工事ができたのか？）そうかもしれない」
一方、農場では中国人が労働力となっていました。領土問題が足かせとなり日本とロシアの経済交流
がなかなか進まない中で中国の進出が目立ち始めています。
（中国人労働者）「（給料はいい？）中国よりはいい」「ここはロシアの土地。誰の土地とか関係ない」
こうした動きに対し地元、根室では領土問題の解決に向け経済交流を重視する動きが出始めています。
（根室市・長谷川俊輔市長）「ヒト、モノ、カネの交流を確立し４島を同じ経済圏に取り込むような進化した
４島交流案を国に認めていただきたい」
２月に外務大臣としてモスクワを訪問した前原氏はロシアと経済交流を進めることで一致しました。
前原氏は、経済交流を領土問題の解決につなげる考えです。
（前原前外相）「領土問題は我々の世代で解決したい。今回のビザなし訪問で強固なものにしたい」
膠着状態にある北方領土問題は新たな局面を迎えつつあります
ソース ： 札幌テレビ 8/5 20:00
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