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大雨による深刻な被害が伝えられている北朝鮮に対し、韓国政府は３日、人道支援として日本円で３億７０００万円相当の医薬品や
生活必需品を送ることを決めました。支援が実現すれば去年１１月の北朝鮮によるヨンピョン島への砲撃以来初めてとなります。
北朝鮮では、６月下旬から先月末にかけての大雨で数十人の死傷者が出たほか、南部では河川の堤防が決壊し、農地が水につかり
住宅や道路が破壊されるなど、深刻な被害が出ていると伝えられています。これを受けて韓国政府は、５０億ウォン（日本円で３億７０００万円
相当）の緊急の人道支援を行うことを決め、韓国の赤十字を通じて３日、北朝鮮側に通知しました。北朝鮮に送られるのは医薬品のほか
毛布などの生活必需品で、食料品は含まれず、陸路トラックで運ばれる見通しです。韓国政府は去年９月、北朝鮮に対し、洪水の被害
支援としてコメやセメントを送ることを決めましたが、去年１１月の北朝鮮によるヨンピョン島への砲撃を受けて中断していました。今回、実際に
支援が行われれば、去年１１月以来、韓国政府の支援としては初めてで、対立が深まっていた南北の関係改善につながるか注目されます。
NHKニュース: 2011年8月3日 21時19分
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