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韓国では、円高を背景に日本からの観光客が急増し、ソウルの繁華街は、化粧品などを買い求める日本人の買い物客でにぎわっています。
韓国観光公社によりますと、韓国を訪れる日本人観光客は、東日本大震災のあった３月に去年の同じ月と比べて１２％減るなど、一時、
落ち込んでいましたが、６月には前の年の同じ月を上回り、先月は前の年に比べ２０％急増しました。ソウル中心部の繁華街、ミョンドンでは、
１００店舗以上あると言われる化粧品店に、日本人観光客がひっきりなしに立ち寄り、日本と比べて格安の化粧品を買い込む姿が目立って
います。店によりますと、最近人気があるのはカタツムリの粘液の成分を含む「カタツムリクリーム」という商品や、まつげ用の育毛剤などで、店の
売り上げは去年の同じ時期の１．５倍から２倍に伸びているということです。夏休みを利用して訪れたという女性は、「たくさんお金を換えることが
できたので、すごくいいときに来ました」と話していました。日本人観光客が急増した原因について、韓国観光公社では、韓国の安い化粧品や
衣料品の人気の高まりに加え、円高の影響で海外での買い物を楽しむ人が増えているとしています。ミョンドンの化粧品店の担当者も、「同じ
お金でもウォンに換えると、お金持ちになったみたいだという人が多いです」として、日本からの観光客の増加を歓迎していました。
NHKニュース: 2011年8月2日 18時56分
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