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【上海=共同】30日の新華社電によると、中国鉄道省の責任者は浙江省温州市での高速鉄道事故
について、列車運行センターのデータ収集装置のプログラムソフトに設計上の重大な欠陥があり、
青信号を誤発信した結果、追突した北京発のD301の列車の自動停止装置が働かなかったことを
明らかにした。鉄道当局が焦点の自動列車停止装置が作動しなかった原因に言及したのは初めて。
人為ミスを主因とする事故だったことが一層明確になった。信号が誤発信されても本来、衝突
防止のため緊急ブレーキは作動しなければならず、中国高速鉄道のフェイルセーフ(多重安全)
の在り方も厳しく問われる事態となり、鉄道当局のずさんな安全管理に遺族や国民の怒りが一段
と増すのは必至だ。
鉄道省責任者はまた、事故当日、D301に遅れが出たため、本来後続のはずの杭州発D3115が
先行して走っていたことに言及。ダイヤの乱れが信号の誤発信を誘発したとし、運行管理のずさん
さと緊急対応の習熟度の低さを認めた。
日本経済新聞 2011/07/30
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