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[朝鮮日報]2011/07/29 08:25:10
【郭彰烈(クァク・チャンヨル)記者】
28日深夜に仁川空港を出発し、中国・上海の浦東空港に向かっていたアシアナ航空B747‐400F貨物機が済州島の南西129キロ地点で墜落し、機長のチェ・サンギさん(52)と副操縦士のイ・ジョンウンさん(43)の2人が行方不明となった。
国土海洋部(省に相当)とアシアナ航空によると、この日午前3時5分に仁川空港を出発し、上海に向かっていたこの貨物機は、午前3時55分ごろ機体に異常が見つかり済州空港に向かったが、午前4時12分ごろ交信が途絶え墜落したという。
この結果、1999年12月に大韓航空の貨物機が英国で墜落して以来、12年連続で墜落事故がなかった韓国の無事故記録が途絶え、国連の国際民間航空機関(ICAO)による航空安全総合評価でマイナス評価を受けることが避けられなくなった。
韓国はICAOが行う評価で2009年に世界1位となり、「航空機が安全な国」という評されてきた。
墜落の原因について国土海洋部は、貨物室で発生した火災が最も可能性が高いとみている。
墜落直前の午前4時3分ごろ、機長は上海の管制センターとの交信で「機内で火災が起き、緊急事態が発生した」と述べていたという。
事故機には58トンの貨物が積まれており、その中にはペンキ、リチウムイオンバッテリー、アミノ酸製品など引火性のものが0.4トン含まれていた。
国土海洋部はこれらの引火性物質に何らかの原因で火災が発生し、航空機全体に火の手が広まった可能性が高いとみている。
リチウムイオンバッテリーが爆発した可能性が高いとの見方もある。
昨年9月にも米国のUPS航空機が飛行中、貨物室での火災によりドバイで墜落する事故を起こしたが、当時同機に積まれていたリチウムバッテリーが火災の原因となった可能性が高い。
引火性物質を航空機に積む場合には、ほかの荷物と厳格に区分しなければならないが、アシアナ航空はこの作業を怠ったのではないかという見方もある。
ある航空専門家は
「貨物機に複数の危険物が煩雑に積み込まれると、爆発が起こる危険性が高まる。アシアナ航空がこの危険性にしっかりと対応していたのか疑わしい」と述べた。
これに対してアシアナ航空は
「貨物を飛行機に積む際には、徹底して決められたマニュアル通り行った」と反論している。
一部では北朝鮮などによるテロの可能性も指摘されているが、国土海洋部とアシアナ航空は「事故が発生した地点は韓国の飛行情報区域で、ほかの状況から見ても、そのような可能性はない」とコメントした。
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