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○東レ東燃機能膜、リチウムイオン電池部材増産 韓国で
東燃ゼネラル石油と東レが折半出資する東レ東燃機能膜(栃木県那須塩原市)は25日、韓国の
リチウムイオン電池材料の工場に新ラインを建設すると発表した。2012年後半に操業を始める。
電気自動車など車載用電池向けの需要拡大を見込み生産体制を強化する。
生産するのはリチウムイオン電池の主要部材であるセパレーター(絶縁材)。10年1月に慶尚北道
亀尾市に設けた既存工場にラインを増設する。新ラインの生産能力は年間4000万平方メートル。
投資額は公表していないが、50億円程度とみられる。増設後に韓国での年産能力は計7000万
平方メートルになる。
セパレーターは電池の正極と負極を絶縁し安全性を保つ部材。同社の世界シェアは旭化成に次ぐ
2位とみられ、国内は栃木県那須塩原市に生産拠点を持つ。
韓国はサムスンSDIなどのメーカーがリチウムイオン電池の世界シェアを伸ばしており、12年以降に
本格普及が見込まれる車載用電池でもLG化学などが攻勢をかけている。東レ東燃機能膜は
主要部材の現地生産で韓国メーカーへの供給量を増やすほか、中国などへの供給体制を強化する。
東レ東燃機能膜は、東燃ゼネラル石油グループが全額出資していた東燃機能膜に東レが約600億円を
出資して10年1月に設立した。
□ソース:日経新聞 2011/7/26 0:09
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