11/07/21 23:54:36.74
韓国の市民団体「アジアの平和と歴史教育連帯」は20日、日本の中学校社会科
教科書の修正を求めて、東京都内で記者会見を開きました。侵略戦争を美化する
育鵬社、自由社の歴史教科書をはじめ、韓国にかかわる記述の問題点を指摘しました。
会見で安秉佑(アン・ビョンウ)常任共同代表は、今年検定に合格した日本の中学
社会科教科書について、「韓国関連の記述で一部改善された点もあるが、多くの部分
で依然として韓国へのゆがんだ歴史認識を持っている」と批判しました。
とくに「新しい歴史教科書をつくる会」や「日本教育再生機構」が主導してつくった
自由社と育鵬社の歴史教科書については「アジア太平洋戦争を露骨に大東亜戦争、
アジア解放戦争として美化し、植民地支配に対する反省もない」と指摘しました。
同時にこれら2社以外の教科書も、「ほとんどの教科書は強制動員に関する記述を
後退させ、関東大震災のときに虐殺された朝鮮人、中国人に関する記述も弱くなって
いる。すべての教科書が日本軍『慰安婦』について記述していない」と問題点をのべました。
また、「『独島』(竹島)の領有権に関してはほとんどの教科書が日本の外務省の主張
をそのまま踏襲している。かなり政治的な性格を帯びている」と語りました。
同会は7社の地理・歴史・公民教科書について計177カ所の修正を求める意見書を
日本の文部科学省に提出しています。
2011年7月21日(木)「しんぶん赤旗」
URLリンク(www.jcp.or.jp)