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【ヌサドゥア（インドネシア・バリ島）＝梁田真樹子】領有権を争って緊張が高まる南シナ海問題をめぐり、中国と東南アジア諸国連合
（ＡＳＥＡＮ）は２０日、ヌサドゥアで高級事務レベル会合を開き、南シナ海の開発や環境保全での協力推進を盛り込んだ「行動指針」に
合意した。
２１日に開かれる外相会議で指針を正式決定する。
中国とＡＳＥＡＮは２００２年、南シナ海問題の平和的解決などをうたった「行動宣言」に署名したが、スプラトリー（南沙）諸島周辺などの
資源開発で対立が続き、宣言は形骸化していた。「行動指針」は、まず、協力を進めることにより、宣言を具体的な行動に移すことが目的で、
会合で共同議長を務めた中国、ベトナム両政府の高官は、今年後半に中国で作業部会を開くなど協力に向けた対話を進めると述べた。
YOMIURI ONLINE: 2011年7月20日12時53分
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