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韓国国産技術の高速鉄道が事故頻発で、「事故鉄」の汚名
2011/07/20(水) 09:46
韓国鉄道公社（ＫＯＲＡＩＬ）が運営する高速鉄道（ＫＴＸ）は開通してから7年に
なるが、最近では事故が頻発（ひんぱつ）する「事故鉄」と呼ばれているという。今年
だけでも光明駅での脱線事故をはじめ、大小38の事故が発生、特に7月に入ってからは
乗客の避難が困難であるトンネル内や橋上での事故が発生し、人びとの間に懸念が
広がっている。環球時報が韓国の中央日報を引用し、報じた。
ＫＴＸは2004年、81回の事故を起こしたものの、その後は徐々に事故数は減少した。
しかし2010年に韓国の国産技術を採用して生産されたＫＴＸ山川号が導入されると、
1年間の事故回数は53回に跳ね上がり、そのうち28回は山川号によるものだった。
2011年上半期の事故はおもに山川号で発生しているが、7月に入ってからの5回の
うち4回はフランス製の車両で発生しているという。韓国鉄道技術研究院の総部長は
「テスト期間も含めて約10年の走行経験を持つフランス製車両に比べ、山川号は導入
1年に満たないためまだ安定しない」と説明している。
しかし専門家は「エンジンやブレーキに異常が発生するのは確かに不可抗力的
要素が強いが、空調や配管に異常が見つかるのは保守点検のずさんさの表れだ」として、
作業員の乗客に対する安全意識や責任感の欠如、あるいはＫＯＲＡＩＬ内部の規律の緩みを指摘している。
このほか一部の市民は、多少の不便があっても営業を停止して全面的な検査をして
欲しいと訴えているという。（編集担当：及川源十郎）
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