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中国で特に発展が加速している内陸部に、ＪＥＴＲＯ＝・日本貿易振興機構が初めて拠点を開設して記念式典を行い、日本企業の
いっそうの現地進出や中国企業の対日ビジネスなどの拡大につながると期待されています。
ＪＥＴＲＯが開設したのは、中国内陸部で初めての拠点となる湖北省の「武漢事務所」です。記念式典は当初、ことし３月に行われる
予定でしたが、東日本大震災のために延期され、１７日、海江田経済産業大臣や地元政府の幹部らが出席して行われました。
式典で海江田大臣は「日本は安全な食料品や工業製品しか輸出しない。信頼して、武漢事務所の活動に力添えをしていただきたい」
とあいさつしました。続いて行われたレセプションでは、震災前に中国に輸入されていた福島県産のみそや冷やしうどんなどがふるまわれ、
日本の食料品に対する輸入制限の早期解除や、風評被害の解消を中国側の出席者に呼びかけました。事務所が開設された湖北省は、
中国政府の内陸部振興策の効果で、経済成長率が去年まで７年連続してふた桁に達し、中心都市の武漢には、日産自動車やホンダ
などおよそ１００社の日本企業が進出しています。ＪＥＴＲＯは、ここを拠点に、震災で減速した日本と中国内陸部との経済交流を支援
する方針で、日本企業のいっそうの現地進出や中国企業の対日ビジネスなどの拡大につながると期待されています。
NHKニュース: 2011年7月17日 16時42分
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