11/07/16 22:55:00.94 ATUcB+Ij
>>100
へぇ。
かつて韓国軍が駐屯していたビンディン省。
タイビン村では、アヒルや鶏が小道を横切り、水田では水牛が遊んでいた。
「この傷を見てくれ」。グエン・トン・ロンさん(56)は、突然、ズボンを下ろして足の傷を見せた。
手榴弾(しゅりゅうだん)の破片が体中に残っている。
痛みに耐えられないときは、酒を飲む。この日も赤い顔をしていた。
事件は66年2月に起きた。朝9時過ぎ、集落に入ってきた韓国兵が、村人68人を1カ所に集め、うつぶせにさせた。
一斉に銃撃し、手榴弾を炸裂(さくれつ)させた。
12歳だった妹のフォンさんは頭をやられ、母は両足を一瞬にして失った。
そこまで語ったロンさんが、目を真っ赤にして泣き出した。
「母は死ぬ直前、助けてと叫んだ。私も足をやられ、動けなかった。
母に何もしてあげられず申し訳ない」。村で生き残ったのはロンさんら3人だけだった。
犠牲者の名を刻んだ慰霊碑の脇に壁画がある。
虎のマークをつけた猛虎部隊の兵士が、手榴弾を手に村人を追い立てる。
家を燃やされ、泣き叫ぶ住民たち。ロンさんは、壁画を指さしながら「パク・チョンヒ軍は本当に怖かった」と言った。
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