11/07/14 02:48:56.75 9RTQDl9a
エンジンの出力制限(←速度抑制によって安全性を担保するため)を意図するレギュレーションによって「エア・リストリクター」
の取り付けが義務付けられてんるにもかかわらず、その取り付けパーツに加工をして走行中にスライドして隙間を生じるようにし、
そこからも吸気できるようにしていたんです。
エンジンのパワーを上げるには、燃料をどんどん燃やして回転数を上げればいいんですから、シリンダー内に吸い込める空気、
すなわち酸素が多ければ多いほどパワーが出る。吸気制限ルールを破ることで、エンジンパワーでライバルを出し抜いた、と。
これが一回きりの出来心なら、罰せられるにしても重いペナルティにはならなかったところなのですが、パーツに刻印されたその
製造年月日から“それ”が数ヶ月前からオフィシャルの目を欺いて使用され続けていたことが発覚。
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このため、FIAはこの違反を「極めて悪質」と判断し、これが発覚したカタルーニャ・ラリーの失格のみならず今後一年間の競技資
格の停止を決定。これを重く受け止めたトヨタは、この競技資格停止期間が過ぎた後も即WRCに復帰はせず、結局カローラWRC
のテスト参戦がスタートする'97年後半までのほぼ丸二年、ラリー活動を休止することとなりました。