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中国のことし上半期の貿易統計が発表され、日本との貿易総額は、東日本大震災の影響で伸びが鈍ったため、ASEAN=東南アジア諸国連合を
下回り、中国にとって第4の貿易相手に後退する形となりました。
中国の税関当局が発表したことし1月から6月までの上半期の貿易統計は、輸出総額が前の年の同じ時期と比べて24%多い8743億ドル、輸入
総額は27.6%増えて8293億7000万ドルでした。この結果、貿易総額は25.8%拡大して1兆7036億7000万ドルに達し、輸出から輸入を
差し引いた貿易黒字は449億3000万ドルとなりました。また、国や地域ごとにみると、ASEANとの貿易総額は、FTA=自由貿易協定による交易の
拡大を背景に勢いよく増加し、1711億2000万ドルに上ったのに対して、日本との貿易総額は、東日本大震災の影響で伸びが鈍ったため、1623億
5000万ドルにとどまりました。日本は、これまで中国にとって、EUとアメリカに次ぐ3番目の貿易相手でしたが、ASEANを下回り第4の貿易相手に後退
する形となりました。
NHKニュース: 2011年7月10日 15時7分
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