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江沢民前国家主席が死去 今後の日中関係にも影響か
2011.7.7 09:43
中国の江沢民前国家主席が6日夕、北京で死去したことが7日分かった。日中関係筋が
明らかにした。84歳だった。遺体が安置されている北京市内の人民解放軍総医院(301病院)
では厳戒態勢が取られ、共産党や政府、軍の要人が次々と訪れている。
江氏は1989年から2002年まで中国の最高指導者である共産党総書記を務め、
改革開放路線を推進して高度経済成長を実現する一方、貧富の格差拡大を生み出した。
次期最高指導者と目される習近平国家副主席の有力な支持者でもあり、江氏の死去は今後の
政局や日中関係にも影響を与えそうだ。
中国のメディア関係者によると、江氏は長期間にわたり膀胱(ぼうこう)がんで療養していた。
4月ごろから体調を崩して入院、6月下旬から危篤の状態が続いていた。7月1日の中国共産党
創建90周年の祝賀大会を欠席したため、重病説や死去説が流れていた。
江沢民氏は江蘇省出身。1947年に上海交通大を卒業。55年、当時のソ連の自動車修理
工場で研修した経歴をもつ。電子工業相を経て85年に上海市長、87年に上海トップの
上海党委書記に就任。
89年6月、民主化運動を弾圧した天安門事件直後にトウ小平氏ら長老たちに抜擢(ばってき)
され、総書記の座に上りつめた。国家元首である国家主席は93年3月から03年3月まで務めた。
97年のトウ氏死去後、名実ともに中国の最高指導者となった。
在任中、企業家の共産党入党を積極的に認めるなど党改革を手掛けたが、言論の自由や
民主化に向けた改革には消極的だった。
引退後も、上海閥のリーダーとして政界に影響力を持ち続け、上海閥と良好な関係にある
習副主席を支援してきた。
産経新聞
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