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Kリーグ八百長：現韓国代表DF、金銭授受認める
「受け取った金は返した」 済州の洪正好、試合での関与は否定
検察、あす捜査結果発表へ
八百長に関わった疑いがあるとして検察の捜査を受けているサッカー韓国代表で済州ユナイテッド
所属の洪正好（ホン・ジョンホ）＝22、写真＝が、ブローカーから金を受け取り、そのまま返して
いたことが分かった。韓国代表の主力DFで五輪代表の主将も務める洪正好が検察の事情聴取を
受けているという事実に、A代表と五輪代表は大きな衝撃を受けている。
済州が5日に発表したところによると、洪正好は検察と球団に対し「八百長のブローカーから
話を持ち掛けられて口座に金が振り込まれたが、その後、金は返しており、八百長には関わって
いない」と説明したという。洪正好がこの話を球団側に打ち明けたのは今月1日で、球団は洪正好に
対し、プロサッカー連盟への自主申告を促した上、2日の江原戦の出場メンバーから外した。
洪正好は3日になって昌原地検に出向き、検察でブローカーとの対質尋問（事件当事者の供述が
一致しない場合、両者を相対させて言い分を述べさせる形の尋問）を受けるなど、5日まで事情
聴取されていたことが分かった。
洪正好は、昨年6月6日にソウル・ワールドカップ競技場で行われたKリーグのカップ大会のFC
ソウル－済州戦で、八百長に関わった疑いが持たれている。この試合で済州はソウルに1－5で
敗れ、洪正好は前後半を通してフル出場した。洪正好は、八百長を持ち掛けられたものの拒否し、
試合では通常通りプレーしたと説明しているが、一度は金が口座に振り込まれたという事実が
明らかになったため、完全な潔白を主張するのは苦しい状況だ。
洪正好は代表チームで李栄杓（イ・ヨンピョ）の後継者として有望視され、2012年ロンドン
五輪の最終予選を前に五輪代表でも主将を務めており、検察の捜査結果によっては代表の戦略にも
大きな影響を与える可能性がある。五輪代表の洪明甫（ホン・ミョンボ）監督は「検察の調査
結果を見守りたい」としながらも「将来が期待される選手なのに、八百長に関わった疑いが
持たれるとは残念だ」とコメントした。A代表の趙広来（チョ・グァンレ）監督は「選手がやって
いないと堂々と主張しているのだから、検察の発表を見守るつもりだ」と述べるにとどめた。
検察は7日に八百長関連の捜査結果を発表する予定だ。
李永民（イ・ヨンミン）記者
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