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【北京=白石洋一】松本外相は4日、北京の釣魚台国賓館で楊(よう)潔(けつ)チ中国外相と
約3時間会談し、中国が尖閣諸島を含む東シナ海や南シナ海で海洋進出の動きを活発化させ、
周辺国と対立を強めていることに懸念を表明した。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)
松本外相は「航行の自由や海上の安全は国際社会の関心事だ。海洋を巡る関係国間の緊張
が高まることを懸念している」と述べ、国際的ルールの順守を求めた。昨年の中国漁船衝突事件
以降、中国側が延期している東シナ海のガス田条約交渉の早期再開も要請した。
楊外相は海洋進出に関し、「2国間の係争は2国間で解決されるべきで、航行の自由とは異なる」
と反論した。ガス田条約交渉では、「(共同開発に合意した)立場に変化はない。今後とも意思疎通
を図りたい」と、再開に含みを持たせた。
中国が日本の提供した新幹線技術などを基にした高速鉄道技術の特許申請を進めている問題で、
松本外相は「注視している」とし、日本の知的財産権侵害への懸念を示した。松本外相はさらに、
東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた日本産品の輸入規制の緩和も求めた。
ソース 読売新聞 2011年7月5日
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楊潔チ外相との日中外相会談に臨む松本外相(左)(4日午前、北京の釣魚台国賓館で)=青山謙太郎撮影
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