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「200ページ以上にわたって説明したのに、これ以上何を説明しろというのか」
「量が多いだけで、中身がない」
世界のIT(情報技術)業界の「両雄」とされるサムスン電子と米国アップル社の間で、
特許権や商標権をめぐり争われている訴訟の弁論準備手続は、双方の弁護士による神経戦によって始まった。
「だからといって、わずか8ページの答弁書を送ってくるのか」。
サムスン電子の代理人を務める弁護士法人「広場」の権寧模(クォン・ヨンモ)弁護士がこう質問すると、
アップル社の代理人を務める「キム&チャン法律事務所」の梁英俊(ヤン・ヨンジュン)弁護士は
「サムスン電子が送付した150ページの訴状と80ページの準備書面を精読しても、
一体何を要求しているのか説明がなかったからだ」と反論した。
1日午前、ソウル中央地裁民事367号法廷。
韓国内外から注目が集まった1回目の弁論準備手続では、弁護人席に両社の弁護士15人が陣取り、
16席しかない小法廷は通路まで傍聴人で埋め尽くされた。
審理を担当する同地裁民事11部の姜永寿(カン・ヨンス)裁判長が数回にわたって制止しなければならないほど、
両者は一歩も譲らない姿勢で舌戦を繰り広げた。
裁判の主な争点について、サムスン側は「アップル社のスマートフォン(多機能携帯電話端末)や
タブレットPC(タッチパネル式の表示・入力部を持つ携帯可能なパソコン)は全て、
サムスンの標準特許4件と技能特許1件を無断で使用し、特許権を侵害したものだ。
直ちに特許権を侵害する行為を中止し、現在市販されている全ての製品を回収して廃棄すること」と求めた。
これに対しアップル社側は「サムスンの特許が標準特許として認められたという事実は確認されておらず、
たとえ標準特許だとしても、FRANDライセンス(技術標準に含まれる特許権者が、非特許権者に対し、
合理的・非差別的にライセンスを付与する)があるため、問題にはならない」と反論した。
時間を追うごとに舌戦は激しさを増していった。
アップル社側が「技術的な側面に関し、いくつかの事実を米国本社に確認しなければならないため、
時間がかかることが予想される」と述べると、サムスン側は「時間稼ぎだ。米国では訴訟に素早く対処する一方、
自分たちに不利な韓国や日本での訴訟には誠意ある姿勢で臨んでいない」と反撃した。
こうして両者の争いが激化する中、姜裁判長は「揚げ足を取るのではなく、双方とも要旨だけを述べるように」と通告した。
次回の裁判の日程を決める時点まで、両者は約50分にわたる攻防を繰り広げた。
両者は「相手がまず十分な準備書面や答弁書を送ってこそ、期日を決めることができる」と主張した。
姜裁判長は「両者共に、真摯(しんし)な姿勢で準備を行わない場合、強制命令を下すこともあり得る」と警告し、
来月18日に2回目の弁論準備手続を行うことを決めた。
アップル社が今年4月、サムスン電子を相手取り、特許権や商標権の侵害を禁止する訴訟を米国の裁判所に起こした。
これを機に始まった両社の法廷闘争は、米国はもとより、韓国や日本、ドイツなどにも飛び火している。
この訴訟について、米国の知的財産権の専門家フロリアン・ミュラー氏は先月30日(現地時間)、
特許専門のブログで「サムスン電子が米国国際貿易委員会(ITC)に提訴し、『iPhone』などアップル社の製品の輸出禁止を求めた。
訴訟が予想以上に大規模なものに発展し、両者が『醜い決別』に向かって突き進んでいくように見える」と語った。
記事入力 : 2011/07/02 11:53:07
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記事入力 : 2011/07/02 11:53:35
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