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韓国タッチパネル市場、日本・台湾が脅威[IT]
スマート端末にとどまらず応用分野の拡大が予想されるタッチパネル市場で、韓国メーカーが
日本と台湾勢に韓国市場まで脅かされている。電子新聞が伝えた。
住友化学(東京都千代田区)は先ごろ、2,500億ウォン(約190億円)を投じ京畿道・平沢に
タッチパネル生産施設を建設することを決めた。アクティブマトリクス式有機ELを組み
合わせた製品で、来年第1四半期(1~3月)の量産開始を目指している。
台湾の和キン光電(キン=金3つ、シンテック)と勝華科技(ウィンテック)は、インジ
ウムスズ酸化物(ITO)ガラスのタッチパネルと、カバーガラス一体型のタッチパネルで
韓国市場を攻略しており、四半期売上高は1兆ウォンに迫る。LG電子はすでに一部の
新機種にウィンテック製品を用いている。
一方、韓国メーカーは規模が多少拡大しているとはいえ、最近の主流技術では海外勢に
後れを取っている。これまでサムスン電子やLG電子を含む多くの端末メーカーが、設備
投資負担が小さく重さも軽いITOフィルムのタッチパネルを使ってきた。しかし、
スマート機器が薄さと高画質を競い合っていることから、技術の主流はガラスタイプに
変わろうとしている。韓国の主要メーカーもカバーガラス一体型への転換を図るが、
商用化は進んでいない。業界で危機感が高まる中、体質強化に向けた業界全体の努力と
政府の支援を求める声が上がっている。
URLリンク(news.nna.jp)