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中国で「アリラン」を文化遺産に…韓国反発「われわれのものだ」
2011/06/24(金) 17:34
「中国が、わが国の民謡である『アリラン』などを自国の文化遺産に指定した」として、
韓国で反発する声が出た。中国側が、吉林省延辺朝鮮族自治州に伝わる「アリラン」、
「パンソリ」、「カヤグム」などを国家文化遺産に登録したことがきっかけだった。環球網が報じた。
韓国紙、朝鮮日報は「韓国文化観光省は『アリラン』を『韓国の100のシンボル』に
指定し、国を代表とするブランドのひとつとして、世界に広めようとしている時だった」と
指摘した。
他のメディアも「中国は1987年に発行した紙幣で、伝統服を来た朝鮮族の意匠を使った。
08年の北京五輪の開会式でも、朝鮮族の踊りを使った。中国の韓国文化と歴史に対する侵害は、
どんどん露骨になってきた」などと批判した。
韓国国内では、「韓国民謡が、中国に奪いとられた」、「中国は『アリラン』を自国の
伝統として、世界文化遺産に登録申請するに違いない」などの声も、高まり始めた。
韓国文化遺産庁は22日「中国が自国に伝わる『アリラン』を自国内の文化遺産に指定した
のであり、韓国の『アリラン』を自国のものとしたわけではない」と、問題視しない考えを
示した。韓国は韓国として、自国に伝わる「アリラン」を2012年に世界文化遺産に登録する
ことを目指すという。
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◆解説◆
中国では東北三省(黒龍江・吉林・遼寧)を中心に、朝鮮族の人々が居住している。朝鮮半島が
かつて日本に統治された時代に、移り住んできた人も多い。1930年代に関東軍が「農村部の朝鮮人の
集落が満洲人(主に漢族)に襲撃される事件が増えた。内地から来た日本人と同一視されている
らしい」と憂慮を示した記録も残っている。
中国で朝鮮族は、教育水準が高いことで知られる。大学進学に際しての少数民族への優遇策も、
朝鮮族に対しては「進学率が漢族よりも高いので必要ない」として、適用されていない。儒教などの
影響が強く「学ぶ」ことを重視する気風があり、新しい移住者が多く地縁がないため子どもの教育に
熱心だった人が多いためと考えられる。(編集担当:如月隼人)
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