11/06/24 00:40:22.12
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▲インターネットに‘性進国の威厳’等の名前で広がった写真。日本AVをキャプチャーしたように
主張されているが実際はキエフ出身の芸術家の写真連作の一つだ。
いつからか韓・中・日を呼ぶニックネームがオンラインには別々にある。各々半島・大陸・列島だ。
‘列島’という別称で呼ばれる日本のニックネームはもう一つある。それは性進国だ。‘先進国’を
ひねった言葉だ。「他の国なら考えもできないほどあきれた性と関連した実験が行われる国」ほど
の意味だ。
去る6月中旬、インターネットには‘性進国の威厳.jpg’等の題名を付けたイメージファイルが広く知
られた。これに対するネチズンの反応。「本当に日本の人々にはいうことがない。まだ正常な感覚
でないんだな。」(eternal000)いったいどんな写真なのか?写真の背景は今は止まったチェルノブ
イリ原子力発電所と遊園地だ。背景は本物だ。旧ソ連、今はウクライナに位置したチェルノブイリ
原子力発電所周辺の風景だ。問題は主人公たちの行為だ。防護服を着ていて性別は確認できな
いが、写真の主人公はまちがいなくセックス体位のポーズを取っている。
なのでこの写真は新しい素材を探した日本AV業界が福島原発事故以後、核発電問題に対する
日本の人々の高い関心に力づけられてチェルノブイリ現地ロケでとった成人ビデオ物のスチール
というものだ。‘性進国の威厳’という名前その他にも‘列島の最新AV’、‘チェルノブイリAV’とい
う名前でこの写真が急速に広がっているところだ。一部の掲示物には背景音に日本AV製作会社
SOD(ソフト・オン・デマンド)のイントロ音楽を付け加えている。ところで本当に‘チェルノブイリAV’
が製作されたのだろうか。
結論から言えば答は「ノー(No)」だ。この写真は福島原発事件が起こる前から時々インターネット
に回っていたイメージだ。その上日本人が関与した作品でもない。インターネットを検索してみれ
ば難なく確認できる。キエフ出身で独ベルリンで活動する今年45才の芸術家イリヤ・チカン(Ilya
Chickan)だ。芸術関連サイトに掲載された人物紹介によれば‘ウクライナ・ニューウェーブ’という
芸術思潮を初めて作り出した人物だ。現在のネットに流布している‘チェルノブイリAV’写真は去
る2002年‘原子的愛(Atomic Love)’という名前で発表した写真連作中の一部だ。
写真だけでなく同じ名前のビデオ作品もあるようだ。もう少し検索すれば防護服を着た男女が誰な
のかも知ることが出来る。男の役割はチカン本人で、パートナーはピオトール・ウィジコフスキー
(Piotr Wyrzykowski)という女性だ。ともかくチカンが撮影したこの作品の主題は何だろうか。解釈
は各自の解釈次第だ。‘チェルノブイリ・デート’という名前でこの写真シリーズを紹介したあるウェ
ブサイトの解釈はこうだ:「写真はチェルノブイリ地域で男性と女性の苛酷な現実を見せている。も
しある少女がチェルノブイリ公園で少年とデートするためには防護服を着なければならない。だが、
この状態も彼らの間の‘情熱’には大きな障壁になりはしない。」
実際に翻訳してみると特別な作品解釈ではない。とにかく‘チェルノブイリAV’は‘性進国’の生産
品ではないということが今日の結論になる。
<チョン・ヨンイン記者>
ソース:週刊京郷931号(韓国語) [アンダーグラウンド.ネット]性進国の威厳?
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