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23日午前10時45分頃、宮城県石巻市の金華山の東方約330キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船
「NAN FENG(ナン・フェン)」(総トン数1537トン)が航行しているのを、海上保安庁の巡視船「やしま」が確認した。
第2管区海上保安本部によると、無線による照会に対し、調査船は「日本から200カイリ(約370キロ・メートル)離れた公海上で
海洋環境調査のため採水を実施している」と回答した。巡視船が「事前の同意のない海洋調査は認められない」と中止を求めると
調査船は午後2時31分頃、EEZ外に出た。
海上保安庁によると、中国の海洋調査船が太平洋側の日本のEEZ内で同意なく海洋調査をしているのが確認されたのは、記録の
残る2006年以降では初めてという。
(2011年6月23日18時18分 読売新聞)
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