11/06/20 18:35:25.73
「いったいなぜ?」。先週フランス・パリを熱くした「SMタウン・ライブ・ワールドツアー」を見な
がら、韓国人は誇りに思いながらも、こうした疑問を抱いたはずだ。
文化先進国のフランスとヨーロッパの若者がなぜ韓流に熱狂するのだろうか。まずインターナ
ショナル・ヘラルド・トリビューン(IHT)パリ本社の文化担当エディター、タラ・マルホランド氏に
電子メールで尋ねた。マルホランド氏は「ヨーロッパのアジアブームが韓国にまで及んだようだ。
米国・英国産ポップに疲れたヨーロッパファンに新鮮な刺激になった」と伝えた。また「就職難、
暗い未来で憂うつになっているヨーロッパの若者がK-POPを何か新しい解放口のように感じ
ているようだという分析もある」と紹介した。
より深層分析をするために「外国人韓流第1世代」であるカナダ人マーク・ラッセル氏(40)に
2度の電子メールインタビューを行った。米ペンシルべニア大で歴史学を勉強したラッセル氏
は1996-2009年、ソウル・大田(テジョン)などに住みながら韓流専門家になった。偶然、
韓国インディーバンドの演奏を聴いて惹かれたのがきっかけだ。その後、ニューヨークタイムズ、
ウォールストリートジャーナル、ハリウッドリポーターなどに韓国の映画・大衆音楽について
寄稿している。
韓流に対する考えと知識をまとめて09年に出した『Pop Goes Korea』は、ウォールストリート
ジャーナルが「韓流について外国人が書いた最初の本で、韓国の芸能産業の理解を助ける」
と好評した。ラッセル氏は現在、ヨーロッパのスペイン・バルセロナでフリーランサー文化批評家
として活動している。
以下は一問一答。
--ヨーロッパの若者がK-POPに熱狂する理由は。
「逆説的だが、韓国の内需市場が小さいのが良かったようだ。内需市場だけで満足できない韓国
大手企画会社のグローバル化戦略が成功した。外国人メンバーを含めて多国籍でスタッフをそろえ、
韓国だけでなく世界を狙ったのが通用した。さらに世界大衆音楽消費者の性向も新鮮なもの、新し
い地域に対する選みが強まる方向へと変わった。また最近の若者が疎通の主要道具として使う
フェイスブック、ツイッターのようなソーシャルネットワークサービス(SNS)は各国間の疎通の障壁
を取り払った。世界各国の文化が混ざり合いながら統合されるのが大勢だ。地域はもはや重要で
ない。こうした状況でK-POPが登場し、ヨーロッパの若者も抵抗感なく、むしろ‘K-POP=新鮮’
という等式で積極的に受け入れたようだ」
--実際、ヨーロッパで感じられる韓流ブームはどの程度か。
「SMエンターテイメントのコンサートは確かに成功した。韓国メディアが『韓流がヨーロッパを征服
した』という形で報道するのは行き過ぎた表現だ。新鮮な衝撃でK-POPを好む流れが生じている
のは確かだが、韓流の‘熱気’は感じられない。私は韓国を愛しているが、冷静に流れを分析する
必要がある。現象をよく把握してこそ、韓流を継続するのに助けになるからだ。少女時代やスーパー
ジュニアが韓国の特徴的なコンテンツだから好きだということではないと思う。‘征服’という言葉は
ひどい誇張だ。現実的に2NE1とレディー・ガガのコンサートが同時にヨーロッパで行われるとすると、
誰がより高値でより多くのチケットを販売できるだろうか。レディー・ガガだ」
>>2へ続きます
2011/06/20
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