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現金は嬉しい 張賢淑さん(福島)
私は浪江町のアパートに住んでいましたから、ほかの方よりは身軽に動けます。それでもしば
らくは車中で寝泊りしていました。今は会社(南相馬市のゴルフ場)の寮にいますが、通勤に
片道1時間かかります。
仮設住宅に入りたいのですが、高齢者と子どもがいる家庭が優先です。家を借りても6万円ま
では補助金が出ますし、今回いただいたお金も非常に助かります。
職場にもお客さんが戻ってきているのが嬉しい知らせです。
夫亡くして 宋銀姫さん(宮城県)
3年半前に韓国から嫁いできました。エンジニアだった夫は、仕事中に津波で亡くなりました。
5月15日から仮設住宅に入っていますが、周囲に知り合いはおらず、ストレスがたまります。
夫の実家との関係もよくありません。夫が生きていたときはかばってくれたのですが、今は孤独
です。
避難所では買いものにも車を使わねばならず、出費はかさみます。2カ月前から申請している
のに日本政府からの見舞金が届かない中、韓国から慰労金をいただけて感激しました。
当面の生活費に 兪美羅さん(宮城県)
気仙沼に住んでおり、店舗兼住宅は津波で流されてしまいました。幸いなことに家族は無事で
したが。
今は夫の実家に住んでいます。私のところも夫の両親と折り合いが悪いのですが、引っ越して
店を再開しようにも借りる場所がありません。街は壊れて人がいないのですから、客商売は難
しいのです。
いただいた慰労金は当面の生活費に使うつもりです。今後は被災者支援の情報を得るためにも、
民団や在日同胞との連絡を密に取りたいと思います。