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- 1ペソに詰まった善意 被災地へ -
フィリピンの子どもたちから寄せられた硬貨や紙幣を持ち帰った中島昭光さん=神戸市兵庫区
URLリンク(mytown.asahi.com)
フィリピンで貧しい子供らの教育支援をしている神戸市兵庫区の中島昭光さん(70)が、現地で集めた募金
を東日本大震災の被災地に贈った。被害を知った子供らが「日本の被災者と思いを共有したい」と硬貨を1枚
1枚寄せてくれた。
川崎重工業の元技術者の中島さんは、仕事で訪れた縁から私財を投じて首都マニラに小学校を建設したり
刑務所を慰問したりして1983年から支援を続ける。フィリピンへの渡航は110回を超えるという。
震災直後の3月下旬、自らがオーナーを務める小学校の卒業式に出席した時のこと。スピーチを終えて降壇
すると卒業生の1人が近寄ってきた。
「私たちは今幸せですが、日本の被災者の悲しい気持ちを共有したい」
フィリピンへの哀れみではなく助け合い、という自分の活動方針を子どもたちが理解してくれていたことに胸が
熱くなった。
「ありがとう。その気持ちは1ペソだけでも十分通じるよ」
そう提案すると、子どもたちは次々に持っていた硬貨を入れてくれた。募金箱は、いつも慰問に訪れていた
刑務所の女性受刑者が包装紙で自作してくれたティッシュケースを活用した。
支援の輪は、スラム街の住民やその日暮らしの公園清掃者ら約200人に広がり、約400ペソ(1ペソは約2円)
集まった。
中島さんは「1ペソあればあめ玉くらいは買える。スラム街では持ってない子もいる。子供の気持ちが伝わって
きた」と語った。(清野貴幸)
ソース : 朝日 2011年06月07日
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